MIWAディスクではまる

MIWAサムラッチ錠
夕刻、地元のアパートで玄関開けです。上京して間もないと思われる若者が、どうやら新聞販売店の寮として使用しているようです。アパート玄関なのに、こういうサムラッチ装飾錠、たまにあります。シリンダーは久々にMIWAディスク。2000年にピッキングが社会問題となり、1分で開くと言われた鍵です。ところがピックしてもなかなか決まらない。鍵穴を覗くと、アンチピックのタンブラーが数枚。ようやくピックしてもカマが猛烈に固くて回せません。きっと鍵で回す際にも、結構固かったはず。でもお客さん、軽く廻ったと言います。こういう場合、お客さんの意見は参考にしません。鍵屋のように、錠およびシリンダーに対する感覚が鋭敏でないからです。
ようやく別のやり方で解錠、10分かかりました。玄関ドアを開けてみると、室内は玉座,ケースはHM。サムターンはやはり固い。
鍵屋としては、(これだけ固いのに、軽いと言うか・・・)という気分。指でサムターンを回す固さと、ピックした後回すカマの重さは比べ物にならない。MIWAディスクといっても内筒は、Ⅰ型からⅣ型まであり、Ⅲ型Ⅳ型は、ピックがとてもやっかいです。アンチピックのタンブラーも外観からは分かりません。一概に全てが1分で開くはずもなく、時間がかかりすぎるので破錠したほうが早いというケースもあります。

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