11月2010

CR-V鍵開け

HONDA CR-V八王子、ディーラーの整備工場。預かっているCR-Vが勝手にロックしたらしい。自分たちの持っている差し金工具で悪戦苦闘したけど、開かなかったそうです。んーたしかに、垂直ロッドの肩口ボタンですが、これは引っ掛けて、引き上げる開け方ではないんですよね。いずれにしろ、きちんとお金を頂くので、カギスターは鍵穴から開けます。honda車の刻みキーのタイプ、極力助手席から開けてます。それは、運転席より圧倒的に簡単で楽だから。このタイプは100%助手席にも鍵穴があります。壁との隙間が狭いですが、なんとか作業できました。幅30cmほどの隙間でも開けたことがあります。太っちょボディでは無理です。同業者の鍵屋さんに言うと、藤原さんは細いから作業できるんだと言われました。M374助手席ドア
その後、「私はぼったくられたのか?」という問い合わせがありました。大手鍵屋に依頼して、鍵交換したら、\20,000オーバーだったそうです。どういう錠にどういうシリンダーを付けたのか分かりませんので、回答のしようがありません。「車の修理代で\100,000かかったが、高いか安いか?」と質問しているようなものです。一般的な錠に、普及品のシリンダーを付けると大体、\10,000~\15,000です。このパターンで\20,000以上の料金だと言うのなら、高いと回答できます。こういう確認電話、時々あります。いずれにしろ、もう取り付けした後なので、依頼する前にカギスターに問い合わせて頂きたい。こちら、ぼったくり相談センターではありません。リフォーム詐欺のように、何十万という違いでもないので、ぼったくりといえるのかどうか、難しいですな。

GOALピンcy2個同

GCY-84国立市の戸建。鍵をなくして不安なので、念のため交換するとのこと。最近、住宅の鍵交換が多くなってきました。楕円形と丸型の2個シリンダー、GOAL6ピン。出くわしたのは、5回目くらい。2年に一度なので、少しレアなタイプでしょうか。たまたま在庫していましたので、即交換。TOSTEMのOEMであるこの6ピンシリンダー、製品価格が今はどんと上がっています。現在はWEST917やGOAL V18といったディンプルシリンダーの方が安い仕入れになります。OEMシリンダーより防犯性の
高いディンプルの方が安い、といった逆転現象は、最近いろんなシリンダーで起きています。今後は
ディンプルを在庫します。ピボットヒンジさて、ドアの建て付けが若干悪くなっており、デッドがストライクと少し干渉しています。親扉の戸先が数mm下がっています。旗丁番でなく、戸建住宅には珍しいピボットヒンジ、詳しい人に電話で聞いてみました。が、どうやらこれは調整が利かないタイプのようです。ドア自体を外して、下部の軸にリングでも挟みこんで親扉の高さを上げるしかないようです。鍵交換ついでのサービスとしては、大掛かりな作業となるので、別途料金として検討していただきます。

V18 PXシリンダー交換

賃貸戸建玄関稲城市、戸建の賃貸。不動産屋さんからディンプルキー2ロックの交換依頼です。玄関ドアを見ると比較的築浅の物件です。戸建のGOAL プッシュプル錠、古いものだと5ピンや6ピン、それにD9もあります。V18、5ピン、6ピン、D9いずれも互換性がありません。V18の2個同は通常在庫にしています。シリンダーや錠の種類が10年前よりどんどん増えています。必然的に通常在庫としなければならないシリンダーも増え、積載重量もスペースも大きくなりました。
V18 PX在庫がないと現場へ2往復することになるので、非効率な動きとなります。だからといってサッシメーカーOEMシリンダーをすべて在庫するのは物理的に不可能なほど、種類が爆発的に増えました。結局、経験則で自分なりの出筋シリンダーを常備しておくしかありません。空き家の交換の際には、いつも「この家の解錠依頼が来たらどうなる?」と考えます。交換作業後に、戸建周囲を廻り、1Fの窓などを確認。すべてシャッターもしくは格子が付いています。この家にセキュリティホールはありません。やはり今後、鍵開けをやる鍵屋には、伸縮はしごの常備が必要なようです。

FamilySafe鍵作成

family safeお客さん指定の14:00到着。15:00には外出すると言われたので、気ぜわしく動く。ラベルはfamily safe,はじめてみるブランドです。ダイヤル番号は分かっているが、鍵がない。金庫の鍵作成は、最近C***が連発している。キーナンバーではコードが分からないので、今回も読み、ピック、インプレッションでもって作成していく。ダイヤルの操作方法はなぜか英語で書かれてある。年配のご婦人と娘さんの会話から察すると、なくなられたご主人が学術関係のインテリだったと推測。最初の操作は、Turn to the right and stop at X after passing X three times。続いてTurn to the left….となる。娘さんが私のダイヤル操作に疑問をぶつける。「three timesと書いてあるのに4回廻しましたよね?」
「いや、three timesの後にもう1回廻すわけですから4回ですよね?after passing ですから」どうして、金庫の現場で英文解釈談義になるのか。タイムリミットがあるので、迅速に作業したい。ダイヤル操作をどうしてそんなに早くできるのか、との質問もありました。あの、私、本職ですよ。
金庫4ピンシリンダー
ダイヤル番号は合っているので、シリンダーが廻りました。ピックした後の読み、インプレッションに手間取り、焦ってくる。何度かキーマシンを積んでいる車との間を往復。こういうとき、戸建は助かる。マンション高層だと、往復するだけで、時間のロスが大きい。時間との勝負、ようやく出来上がったとき15:00前。終了したとき、ほっとしました。

カルディナV紛失キー

カルディナバン調布市の建設現場。おつきあいのある整備工場からの紹介です。けっこう古いカルディナバン、運転席の鍵穴にはガムテープ。ブランクが入らない。鍵穴を覗く。ハーフが飛んでがちがち、動かない状態になっている。古いM383だから、こういうトラブルは十分ありえる。お客さんに確認してみる。以前鍵が抜けなくなって、力ずくで抜いたら、壊れちゃった、と言う。だから、トヨタもこのハーフタンブラー採用をやめたんでしょう。お客さん、毎回助手席から乗り込んでいるらしい。作業を始めた助手席ドアのすぐ横でショベルカーが土砂を運んでいる。少しおっかない。簡単にピックできる方向へ回し、5度をキープ。これ以上回すとハーフがぶっ飛ぶ。キープしながら配列読み。新米鍵屋の頃、ハーフを飛ばして、散々な目にあいました。カルディナやカロゴンはウインドウレールが邪魔で、シリンダー外しに、えらい苦労した記憶があります。ハーフを飛ばせば、余計に2時間かかることになり、おまけにこれから雨が強くなりそう。幸い、読みが1発で当たりました。
383運転席ドア鍵穴先週はマーフィーの法則が強烈に働き、散々な1週間でした。西へ向かえば東で緊急が発生し、北へ向かえば南で緊急仕事発生、逃す。急いで地元に戻れば、電話が沈黙する。ロードサービス5連発逃しも珍しい。都合の悪いタイミングを狙い撃ちされているようだ。緊急トラブルメインのスタイルだと、その日の売上げが運に左右される。仕事がなくて暇なよりも、仕事をバンバン逃すほうが精神的にはつらい。これらの売上げは二度と取り戻せない逸失利益なので、水商売みたいなものか。自分のクローンがほしい。

htmlコンテンツ