5月2021

キースイッチ分解メンテ

MIWA キースイッチ

MIWA キースイッチ

マンションのエントランス、自動ドアを開ける共用部のキースイッチシリンダーの不具合です。入居者のキーで回らなくなり、建物内に入ることができません。キースイッチはU9 KS-222、回らないのはよくありますが、キースイッチを裏から分解するのはレアケースです。キーがあっても、回らなければシリンダーを外せません。
U9 KS-222

U9 KS-222

キースイッチの蓋、回転カムを外し、シリンダーをフリーで着脱できる状態になります。タンブラーの損傷はなく、キーシリンダー内は15年分の汚れが蓄積した状態でした。清掃して若干修正を加えて、タンブラー誤差許容範囲を広げます。キックバネを戻すのが少し面倒で、それ以外は着々と元通りに組み付けて、動作不具合なしを確認しました。

サムラッチDZシル交換

U9 DZシル

U9 DZシル

福生市のインドカレー屋さんの勝手口、やはり立会人はインド人もしくはパキスタン人でした。管理会社からの依頼で、勝手口ドアの鍵をなくしたので、施錠できない状態だそうです。MIWAの古いサムラッチはねじ込みタイプのシリンダー、THM CYCタイプは在庫がない。DZシリンダーの溝加工で済ませます。
MIWA サムラッチ

MIWA サムラッチ

日本語はわかると言っているが、平易な日本語でないと通じないと判明しました。紛失中は施錠できず、交換した後もドアを施錠しないようで、防犯意識0のテナントオーナーです。

2018パサート解錠

VWパサート

VWパサート

八王子のゴルフ場にてパサートインロック、2018なので間違いなくHU162Tだと覚悟して出動です。鍵穴覗くと、やはり横向きHU162Tサイドカット有り、10ピンタイプです。時間がかかることを伝えて心理的ハードルを下げ、集中すること30分、なんとか内筒を回せました。先日の撃沈後の練習と研究が実を結びましたが、今回はやりやすい配列だったと感じます。さらに練習して感覚を磨けば、確実性も上がるかと思います。

HU162Tピック練習

HU162T

HU162T

先日VWパサートのインロック開けで初めてHU162Tに出くわし、タイムオーバーで撃沈。なるほど、多くの鍵屋さんがギブアップするわけです。久しぶりに研究熱が出たので、HU162シリンダーサイドピンありを15,000円ほどで購入し、練習してみました。奥半分は4トラ、手前が2トラという摩訶不思議な構造、90分ほど練習してようやく解錠方向に回せました。これでは現場で通用しないどころか、全パターンのLISHIピックを揃えないといけないです。更に練習して、感覚を体に覚え込ませる必要があります。

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