3月2011

MIWA PS交換キャンセル

TOSTEM玄関ドアほぼ新築、八王子の戸建玄関ドア。昨年、室内錠を取り付けたお客さんが、玄関のカギを失くしたと言う。第3者にカギが渡ってしまった可能性を心配しています。MIWAではPSと呼ぶけど、TOSTEMではDNキーと呼んでいるタイプ。ロックメーカーとサッシメーカーでなぜか呼び名が違う。鍵穴にシャッター付きの上下2個シリンダー。最近の戸建PSシリンダーはシャッター付きが多い。ゴミ埃に弱いからでしょうか。さて、車に在庫しているPSシリンダーには、シャッターなしがある。シャッター付きのシリンダーに移植できるかを確認してみる。鍵穴の口金径は同じ。ボディ形状は少し違うけど、きちんと3点ビスで固定できる。シリンダーカラーはほぼ新品なので、ボディ移植だけでも十分でしょう。
MIWA PSシャッター付(シリンダーボディ移植なら、今すぐ交換できるし、少し安く出来る)ことを伝えました。こういうと、たいていGOサインが出るのですが、今回は違いました。「料金が高くなってもいいからカラーもセットで交換したい」との回答。同一品を取り寄せることになりました。その後、「カギが見つかりました」との連絡を受けます。意味のない現場調査となりました。緊急でなくても、一定の確率でキャンセルのある商売です。丁重に断られれば、まあ仕方ないかと思えます。お客さんからすれば、結果的にはすぐに交換しなくてよかったことになります。交換した直後にカギが見つかれば、ショックでしょう。鍵屋としては、(ある程度カギを探して、見つからなかった時点で鍵屋を呼んで欲しい)と思うことが結構あります。でも、カギは水周りやガラスという業種よりもさらに緊急性が求められるし、冷静になって後にカギが見つかることもある。キャンセルは避けられない。キャンセル料やら出張料をもらいに行くのも面倒です。とはいえ、緊急出動で過去に「カギが見つかったから、もう来なくていいよ」と言われたときには、さすがに頭に来て、出張料金をもらいに行きましたね。こちらだって、感情の動物なのです。

ドアチェーン取り付け

ドアチェーンようやく春らしい陽気がやってきました。立川市、○○荘というネーミングに似合う、年季の入ったアパート。薄々のアルミドア、ドアクローザーなし。常連の不動産屋さんが、自分でドアチェーンを取り付けようとして上手くいかないらしい。不景気だから、DIYでコストを抑えようとしたのかな。ホームセンターで購入したドアチェーン、見るからに安物、ビスは全て3mm木用。まずは本体位置を確認。ドアを開けたまま外側からチェーンを外すことが出来る。ドアチェーンの意味を成していません。取付位置が全然違いますと、現場から不動産屋さんに電話する。アルミドア
さらに、アルミドアに木ビスを使っている。3mmビスに3mm下穴を開けている。そりゃビスがガバガバになるでしょう。また、ドリル穴周囲が凹んでいる。切れ味の悪い安物工具で、力任せに穴を開けるとこうなる。本体位置を100mmほど上へ移動。M4サッシビスを使えるように、本体のビス穴も拡げる。薄いアルミなので、きちんと付けるなら、ターンナットで補強した方がいいのでしょう。でも、とにかく付けばいいというレベルの要望だとわかっています。間違ったドリル穴にパテを埋めて終了します。例年と違い、すでに繁忙期が終わった感あり。たまたま今日が暇だったというだけならいい。いろんな外的要因があったから仕方ないかね・・・

アルファロメオ147鍵開け

アルファロメオ147珍しく、エンドユーザ直接依頼のインロック。現場へ向かうルートの交通量は、通常の週末に戻ったように思えます。あまり外出自粛ムードばかり続けても仕方ない。みんなが通常の経済活動を営むほうが、個人消費、所得、国家税収が増える。結果的に被災地への経済的支援を継続できる。とはいえ、世界に類をみない賭博産業である、パチンコが至るところで通常営業しているのが気になる。お店に通う日本人にも大いに疑問。そんなに暇か。パチンコ産業はいまだに20兆円を越え、その80%以上が朝鮮半島マネー。日本人の金、時間を奪い、日本人特有の勤勉さや労働意欲をそぎ落とす。供給電力不足が深刻なら、膨大な電力を消費するパチンコ産業を停止させろ。パチンコ業界ズブズブ代議士がもっとも多いミンス党には絶対無理。街の至る所に賭博場がある国は日本だけ。出来れば法律で非合法にするべき。まずは自治体レベルで条例を制定しようという動きが出てきた。
内溝フリップキーそんなことを考えながら、閉じこみ現場に到着。アルファロメオ147、やはり内溝キーのようです。次の現場予定がない状況だと、気持ちに余裕がある。意図的に施錠方向へ回す。ドアが開かないことを確認。次に解錠方向へピック。2度楽しむことが出来ました。イモビライザー搭載ですが、スペアキーは持ってないそうです。インロックしたときのためにメカニカルキー合鍵だけでも作りたい、と依頼されました。ブランク在庫を確認、やはりなし。このタイプのキーは全てイモビ搭載。メカニカルのみのブランクってあったかな?確認しておきます。

窓サブロックに苦しむ

MIWA LZ2もうすぐ4月だとは思えない、寒風が強く吹きすさぶ天候。武蔵村山、競売物件戸建。H12年築と聞いたので、手こずることはないという考えが甘かった。勝手口ドアには、久々対面のLZ2、MIWAディスク。ピックが決まりにくいのは、動きが悪いせい?アンチピックタンブラーのせい?内筒を回転させたのも束の間、45度でガチッとロック。あーれー3型か4型ですか。もう一度ピックする。ショットガン先端を差し込む際に、内筒がさらに回転、90度でロック。90度だと全タンブラーが溝に入り込む。集中力が足りない本日のカギスター、解消できない。情けない。寒くてたまらん、早く終わらせたいという甘ったれた根性は、カギの神様に見透かされているのか。こういうときに限ってはまるもの。嫌になってきた。窓サブロック攻撃ポイント変更。腰高窓クレセント解錠。でも窓はスライドしない。サブロック突起が出ているね。外からは見えないので、どのタイプか分からない。2階ベランダに上り、掃きだし窓2枚とも解錠したが、やはりサブロックが障害となりスライド不可能。もう一度1F腰高窓を攻撃する。突起が斜めに飛び出るタイプだと推測して、自分なりの工具で戦闘開始。いくら攻撃してもうまくいかない。じゃあ、ボタンタイプか?うんざりしてきた。力技で開ける。室内側から、ようやく確認できました。ボタンタイプでした。防犯用と換気用、2つもボタンがある。強敵だった。このボタンを外側から沈めることは出きるのか?大きな課題が出来ました。

家賃滞納、強制執行

築浅アパート3週間ほど前に、強制執行催告で解錠・施錠した物件、羽村市。すでに運送用トラックと荷運び隊がスタンバイしています。これだけ力を入れるのだから、家賃滞納も2ヶ月や3ヶ月ではないんでしょう。管理会社なら、部屋のスペアキーを持っているはず、と思う人が多いです。でも、一切合鍵を保有しない大手管理会社もあります。不法侵入などのトラブルがあった場合に、あらぬ疑いをかけられないためでしょうか、そんな話を聞いたことがあります。自営業サイズの不動産なら、大家さん立会いで破錠してでも解錠、即交換というケースが多いです。しかし、大手賃貸管理会社となると、きちんと法手続きを取りますね。催告では、無破壊解錠が前提です。玄関ドア脇に警告書のような書類を貼り付けて、また施錠します。同業鍵屋さんに聞くと、裁判所が行う強制執行と税務署が行う強制執行は条件が違うようです。同業の鍵屋さんが行う、税務署が依頼元の強制執行は破錠してもよいとのこと。私の場合、競売物件がほとんど、裁判所による執行です。催告でも解決しないとなった本日は断行なので、破錠による解錠も認められます。「今日は壊しちゃってもいいよ」と言われました。破錠の方が面倒で時間がかかるってこと、素人はわからない。
強制執行解錠この管理会社特有のオプナスシリンダーはU9同様ロッキングバー方式です。U13シリンダーのような構造に加えて、キーチェンジを可能にするためのタンブラーも13枚入っています。今の時代、内部構造に詳しくてもあまり意味がないね。どの住宅シリンダーもピックなんて不可能なのだから。破錠するためなら、構造を理解しておくと役立つときがあるかも知れません。室内の家具はかなり片付けられた様子。夜逃げに近いか。部屋の荷物は一定期間、運送会社で保管する必要があります。保管費用も10万単位のはずです。家賃も払わないような入居者に請求しても、回収はほぼ無理ですかね。きちんと合法的に滞納者を追い出して、新しい入居者を早く入れることが目的なんでしょう。鍵屋はもう用なしなので、書類にサインしてもらい、そそくさと引き揚げます。

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