廃業店舗のカギ発見

スポーツ用品店
不動産屋さんからの依頼。オーナーさんから預かっていたカギをなくしたので、鍵作もしくは交換して弁償することになったそうです。狭山市、廃業したスポーツ用品店。個人商店の廃業は本当に多いですね。残念ながら個人事業の小売業のほとんどは壊滅すると思います。熱狂的に支持された小泉政権が改悪した大店法、もはや日本人はアメリカ流の社会に追随していくことの自覚さえ見られない。その流れの先にあるのが経済的主権を放棄するTPPであります。TPPはペリーが来航した黒船の最終型であると、愛読ブログで目にしました。ほとんどの日本人は、ここに気付く知性も感性も、もはや失っているという事実に愕然とします。奥様は現在、熱海で暮らしており、本日は廃業店舗兼自宅に戻っています。まずは裏口、玄関引戸の召し合わせ錠を交換します。残りは店舗の勝手口ドア玉座の交換とシャッター。シャッター錠は3箇所あるので、鍵作が断然安くなります。ブランクH173を持ってきて鍵作開始しましょう。
カギの束そのとき、店内の壁面にぶら下がるカギの束が目に入ります。あー見つけてしまった。シャッターのカギ、勝手口ドアのカギ、倉庫のカギ、レトロな棒鍵、いろいろです。ご高齢の奥様を呼び、カギが沢山あると伝えます。何で気付かないかなあ。幸い、既に交換した引戸錠のカギはありませんでした。引戸錠のカギまで見つかったら、元に戻すことになって、おいらの売上0になったんでしょうか?怖い怖い。閉鎖して8年ほど、今後この不動産をどのように資産運用するのか、相談するようです。着物姿の奥様は、気遣いや振る舞いが見事な日本女性でした。こういう美しい日本人がどんどん減っていく。日本全体が金太郎飴のような街並みばかりになっていく。これが日本人が選択した社会のありようです。現代の日本人は150年前の先人よりも、賢いとは思えません。

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