FITレッカー作業見物at八王子

ホンダ フィットロードサービスから聞いたトラブル状況は「インロック」のみです。HONDA FIT新車、オーナーのおじさんは鍵を持っているじゃないか。リモコンが効かず、いつも乗り込んでいる助手席ドアが開かない状態です。高年式車は、運転席ドア以外に鍵穴がないのが当然になってきています。で、運転席ドアは壁にべったり、10cm程度しか開かず、人間が入り込むことは出来ません。最近、オペレータからの状況連絡が適当なケースが多くなっています。おじさんは、ちゃんと状況を保険会社に伝えたと言います。どこで伝達情報が抜け落ちたのか、がっくりするのは現場で作業する側です。まずは運転席ドアにタオルをあてがい養生します。ドア塗装に傷を付けたら売上の数倍もの弁償になります。運転席ドア隙間から助手席ロックボタンを倒す作業を開始します。数分後、レッカー業者が到着しました。これも私は聞いていない。レッカー屋さん、ジャッキアップして移動させるために来たそうです。最悪コンピュータ故障も考えて、ディーラーまで運ぶかも知れないらしい。この時点でモチベーション0になったので、ジャッキアップ作業の見学を行います。
ジャッキアップ前輪を台車に乗せて、車体を左に方向転換します。ちゃんと運転席ドアを開けられるようになりました。作業員が車内に入り、確認します。「スモールが点きっぱなしですね・・・」。おじさん、「そういや、昨日夜に使ったな・・・・」単なるバッテリー上がりでも、レッカー屋さんが出動することが今後増えるのでしょう。従来どおり助手席に鍵穴があれば、お客さん自身で車内に乗り込み、原因がわかったはずです。知り合いにジャンピングしてもらえば、ロードサービスを手配する事案自体発生しなかったわけです。メーカーは行き過ぎたセキュリティ対策をカバーするべく、24時間365日出動する体制を作るべきじゃないのか、なんて思います。理由がわからないダブルブッキングでカギスターが出動した意味はありませんでした。

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