建付調整とストライク修理

YKK玄関ドア
築年数20年ほどの戸建玄関。売却した物件ですが、鍵の開け閉めをきちんとできない状態を解決してから、引渡ししたいそうです。第一の問題、U5のキーが鍵穴に入らない。キー先端の塗装がめくれているので、ヤスリで少し削ります。鍵穴に入るようになりました。第二の問題、ドアが閉まらない。戸先と枠が、ガッツリ擦れます。丁番を調整して3mmほど丁番側へずらし、ぎりぎりフロントプレートとストライクプレートがぶつからないようになりました。
TESPストライク
第3の問題は、ドアを閉めた状態でサブロック本締を施錠できないこと。よくあることですが、お客さんは鍵を交換すれば解決できるんだろうと言います。シリンダー交換しても錠セット交換しても、この不具合は変わりません。親扉の方が少し沈んでいるようです。デッドの位置を確認すると、ストライクを3mm下方にずらさないと位置が合いません。下方への追加加工をするために、ストライクを取り外します。枠内にはタップ付きのトロヨケがあり、ビスで挟み込んでいます。こういう作業は集中力を持って適度の緊張感を持たないといけません。トロヨケを落としたら、アウト!だからです。ビス1つを長さ50mmに変えて、トロヨケを落とさず、かつストライクが自由に動ける状態で、切欠を下方に広げます。お客さんに話しかけられて、返答しているときにトロヨケを落としそうになり、ドキッとしました。気合を入れなおして作業を続け、ストライクを3mm下へずらした取り付けを行います。これでサブロックの施錠解錠がスムーズになりました。

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