uchida金庫の解錠

UCHIDA金庫
77年製ウチダ金庫の解錠です。扉の色が赤なんて初めてです。鍵がないので、まずは作成します。その後作成した鍵でテンションをかけながら、ダイヤル番号を探ります。ダイヤルの解読に1時間以上かかりました。これ以上やってだめなら、もう穴を開けるしかないかなあ、と感じていたところです。原因は、鍵の周りが渋いことでした。0.1mmほどの違いですが、シリンダーがスムーズに廻るくらいでないと、探りには悪影響を及ぼすのでした。10年選手が、今頃こんなことを言うようでは、まだまだですね。解錠した後、お客さんに
「まだ使えますか?」
という質問をよく受けます。耐火金庫の寿命は20年です。20年経つと、コンクリの水分が失われ、スカスカになります。
「火事が起きたときには、中の書類は守れないでしょう。でも、保管庫としてなら半永久的に使えますよ」と伝えます。捨てるにしても、産業廃棄物の処分費用が結構かかるので、使い続ける人が多いようです。

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