オプナスMMX玄関開け

オプナスMMX例年2月は最低売上げ、暇な空気が漂う。下請け依頼の電話が鳴る。「昨日、別の鍵屋がギブアップした」らしい。築浅の大東建託、よくある2F建メゾネットタイプ。(ひょっとして、最近増えてきたというスウィングサムターンか?)そんなの、少なくとも関東では、開けられるのは師匠しかいないんじゃないの?不安を抱えながら、現場に到着。お決まりのオプナスMMX。通常サムターンに拍子抜け、難なく解錠。お客さんに昨夜起きた経緯をじっくり聞かせて頂く。作業報告書控えも拝見し、またこの業者か、と理解する。ネット検索して表示された、キーワード広告をクリック。大手鍵屋を呼んだらしい。このパターン、本当に多くなっている。無破壊で開けられない理由を聞かされ、破錠交換で5万円コース、もしくはガラス破壊交換で8万円コースの二者択一の話になった。当然お客さんは拒否、キャンセル料金\6,300を支払い、ヘボ鍵屋には撤収してもらったという。ここでカギスター、恐ろしい法則に気付く。技術レベルが低いほど、単価がupするの法則。無破壊で開けられる鍵屋より、破壊して交換する鍵屋の方が断然高い報酬を得るって、どういうことだ?おかしいよね。しかも、開けられなかったくせに、\6,300を頂戴するとは何事だ。鍵屋は原則成功報酬の商売。開けられないなら、深夜だろうが1円ももらわずに帰れ!ただし、鍵穴に接着剤が詰められたり、故障しているならば、話は別。資金力のある大手が、多額のキーワード広告で個人客を釣る。個人鍵屋と違い、日本全国に下請けを抱えていれば、どの地域でも仕事を振れる。広告料金を無駄なく売上げに結び付けられる。若いのに人間のできたお客さん、「まあ、勉強代ですかね」と言っている。しかし、現場で拒否せずにぼったくられるケースも多いのではないか。カギのトラブルなんて一生に一度あるかどうかの人も多い。金額も10万円以下だし、消費者センターなどに相談する人も稀でしょう。法外な金額でヘボ鍵屋を派遣するシステム、どうにかならないの?本当にカギ業界、おかしくなっている。

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