MIWAディスク鍵再生

MIWAディスクご無沙汰している昭島の合鍵屋さんからの紹介です。お客さんが曲がった鍵をお店に持ち込み、ペンチで元に戻すよう依頼されたそうです。元に戻すことも、コピーも不可能なので、すぐ近くにある、お客さんの自宅へ向かいます。MIWAのディスクの鍵は見事に二つ折りになっています。どうやったらこんなふうに曲がるの?路上に落としてしまい、車に轢かれたらしい。ペンチで元に戻そうとしたら、根元から折れてしまいました。家の中に鍵があるのなら、ピックした方が早い。でも、鍵はこれ1本しかないと言われます。なので、配列を読んでコードカットします。
立山アルミ
出来上がった鍵を鍵穴に差し込んで確認。かつて解錠で撃沈した錠に見た目が似ているなあ、と思いつつ、鍵を回す。玄関ドア上部を見ると立山アルミとある。やはりそうだ。ディスクシリンダーは、ほとんどが180度回して施解錠、そのまま鍵を抜きます。しかし、これはU9シリンダー同様の操作。90度回して施解錠、鍵を抜くときは鍵穴をニュートラル位置に戻します。これは、ピック解錠がやっかいであることを意味します。通常ディスクのクラッチ機構は0度から90までは働かず、90度から180度までの間に働きます。この範囲でクラッチを効かせる工具を差し込んでカンヌキと連動させます。しかし、この立山アルミのディスクだと、0度からクラッチ機構が働きます。内筒をピックして少し回した状態で、クラッチまわしを差し込んでもクラッチが働かないのです。工具を少し工夫しないといけません。話がマニアックになりすぎたので中止します。

コメント

コメントをお寄せください。

コメントの投稿

* コメントフィード

トラックバックURL: http://kagistar.com/blog/wp/wp-trackback.php?p=2195