2月2012

ミラの折れ鍵抜き

ダイハツ ミラロードサービスから入電。代車で使用しているミラの鍵がイグニションで折れたそうです。あちこちの鍵屋さんに断られたと聞きました。やはりイグニションだと敬遠する鍵屋さんが多いということです。折れ鍵が抜けなくても、ドアシリンダーなら、難なく分解できます。ミラは八王子のコンビニに停車しています。お客さんに聞くと、折れ鍵が残っているのは、ドアでした・・そして、カギ抜き作業をやってみたら数分で完了です。拍子抜けしました。
折れ鍵抜き現場へ向かう運転中、イメージした作業はイグニションシリンダー分解です。少し苦手意識はあるけどダイハツならさほど苦労しないと想像します。問題は、鍵穴から折れカギを抜く作業時間の見極め。タンブラーが強く噛んでいる状態で、数時間かけて鍵抜き作業でもがいた経験があります。往生際よく、最初からシリンダー分解をしたほうが良い場合もあります。折れた鍵がイグニションにあるのかドアにあるのか、この違いで身構え方が変わります。イグニションという言葉自体知らない人も多いので、適当に答えるお客さんもいるんでしょう。今回もし、「鍵がドアで折れた」と正確な情報が伝わっていれば、私には依頼が来なかったでしょう。折れた純正キーにナンバー刻印がありました。コードカットした鍵を渡して現場引き上げです。

ホテルの窓内締錠故障

窓の内締錠立川市のラブホテル5F、ここはお得意さまです。窓の鍵が開かないトラブルが発生しています。横滑り出し窓の両端には内締の本締錠があります。窓右側の本締錠が壊れているようで、サムターンを廻すことが出来ません。20年以上使用してきたので、寿命だと思います。サムターンを外し、その切欠穴を広げ、錠ケースを破壊していきます。通路の窓にも同じ本締錠が使われているので、取り外して内部構造を調べてみました。デッドを動かす連動部品が見えたら、マイナスを当てて力いっぱいスライドさせます。何とかカンヌキが引っ込みました。
滑り出し窓この滑り出し窓、左方向にしか回りません。壊れた錠ケースを取り出すには、体を外へ乗り出すしかなく、少し恐怖感を味わいます。この内締錠、問屋さんに調べてもらいました。不二サッシ製で、既に廃盤。類似の製品を取り付けるのなら、加工が必要です。外へ身を乗り出して加工作業するわけにもいきません。サッシ窓を一度取り外して作業を行うとなれば、サッシ屋さんに任せたほうがいいでしょう。

通用口ドアクローザ調整

マンション通用口府中市のマンションにて、通用口のドアクローザ2箇所が不調と聞きました。築30年は経っていそうな古いマンション、玄関錠が珍しい。IKONかと思い確認すると、corbinとあります。分譲マンションでアメリカ製の錠が付いていることがあるんですね。補助錠はNDA。これも取り付けたのは15年くらい昔でしょうか。ドアクローザ1箇所目は本体ビスが外れていただけでした。高層階だと地上より寒さが厳しく、この季節は短時間の作業でも辛く感じます。2箇所目は、ドアが完全に閉まらない。この状態が10年以上続いているとのこと。
ドアクローザー国道20号沿い、交通量が激しい道路沿いなので、粉塵がドア内側にたっぷり付着しています。ドアクローザは見た目古いですが、油圧はへたっていません。アームがドアと平行になっていないので、新規取付け時の施工が不十分だったんじゃないでしょうか。アームを短くすれば、ドアひきつけ力が強くなるはずです。ドア開閉の確認で、きっちり閉まることを確認します。立ち会った管理人さんと、理事長と思われるおじいさんがとても感じが良い人でした。

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