1月2011

kwiksetシリンダー故障

kwiksetシル武蔵村山、築9年の戸建。電話で聞いたとおり、シリンダーの内筒が抜けている。昨年も見かけた現象、キーを差し込んで抜いたらこうなった。ひどいなmade in USAは。日本製でこんなトラブルはありえないと思う。kwikset、この取っ手デザインは初めて見る。ラッチとデッドのケースはセパレートだけど、サムラッチはハンドル一体となっている。シリンダー形状は同じ。とりあえず、917ディンプルシリンダーに交換。
kwikset本締錠動作確認してみると、また不具合を発見。デッドボルトを指で押すだけで、引っ込んでしまう。チューブラケースがいかれている。アメリカの技術力、どうなってるの?お客さんがkwiksetの錠セット箱を取り出してきた。建築中に使用していた、同一製品だという。日本製なら建築中はコンスキーを使い、完成時に純正キーを差込み、コンスキーを使えなくします。kwiksetだと錠セットごと交換するの?コンス錠っていうのか。ともかくほぼ新品のチューブラケースに置き換えて不具合解消。玄関ドア建て付けが悪く、ストライク調整。キーを使っての施錠解錠が猛烈に固かったのが、寿命を縮めた要因の一つでしょう。日本製WESTのシリンダーより、チューブラデッドの寿命が尽きるのが確実に早いはず。錠前に限らず、工業製品はやはり日本製が一番。世界一ユーザーの要求が厳しい市場で鍛えられているからね。ロックスミス技術力もそうありたい。

戸建要塞攻略at立川市

ユーシン内溝年に何度か依頼される、競売専門?の不動産屋さんと立川市の現場で再会。齢70くらいか、老後の趣味で競り落としているような雰囲気。築5年戸建、1Fはやはりセキュリティホールなし、要塞と呼ぼう。1F掃きだし窓はシャッターclosed。腰高窓はすべて上下引き違い。高年式住宅はこれが多い。防犯性を考慮してか、単に洋風窓を採用したのか、こういう窓が増えている。代金納付も済んでおり、占有者もいない。玄関TOSTEMシリンダーはどうせ交換するので、破錠してもよい。でもカギスターは破錠が嫌い。シリンダーはユーシン内溝2ロックだから、グラインダーでぶった切れば、それほど時間はかからないかも知れない。しかし、無破壊開けが好き。戸建要塞ここで、伸縮はしご、二度目の活躍。2Fベランダに登頂、掃きだし窓施錠を確認。下山して、工具をひもにくくりつけ、不動産屋さんに持って頂く。荷締めひもの端をもって、また登頂。ひもを手繰り寄せ、工具を引き上げる。クレセントは2重ロック状態ではなかった。2重ロックだとアドレナリンが出る。サブロックがあれば、もっと面白いか、いやはまるか。トステムはやすやすと解決するので、やりやすい。新日軽や不二サッシではNGを何回か経験している。掃きだし窓を開けると、同行した、自称弟子という初顔の不動産屋さんが「すげー」と漏らす。1Fに降り、玄関ドアを開ける。室内はほとんど荷物がなく、完全に引き上げた様子。債務者は「九州に帰った」らしい。景気の悪化が加速する中、今年は住宅ローンを払えず、住宅を手放さざるを得ない人が増えると思う。しばらくして、室内で玄関のカギがみつかった模様。ほーらね、だから破錠は極力やりたくない。不動産屋チームは、どこまでリフォームして、転売するか、キャピタルゲインの話を楽しんでいる。それはともかく、はやく車内改造が必要。はしご常備が必須の潮流だ。

マンション通用口ドア異常

通用口ドアマンション通用口ドアが開けられないとの連絡。管理人さんが帰る15:00までに解決するよう指令。通用口ドア室内レバー、下がらない。ストライクを見ると、自動施錠LALのトリガーがトロヨケに入り込んでいる。こんなことってあるんだ・・・隙間から力ずくでトリガーを引っ込める。どうやら激しい風の影響で猛烈なスピードでドアが閉まった模様。衝撃で、トリガーが本来の位置より10mm上がり、トロヨケにはまり込んだ、という推測。
MIWA LAL築2年マンション、丁番も建て付けも問題ない。ドアクローザーのスピード調整を実施、閉じる速度を遅くしました。今後再発する可能性はかなり低くなったはずです。次にトラブルが起きるとしたら、PRシリンダーかな。

デリカのインロック解錠

デリカスペースギア年末年始に休暇を取った。5年以上まともに休んでいなかったので、精神的に良いリフレッシュになりました。例年通り、1月なので仕事はスローペース。今年はまだ”開け”しかやっていない。毎年1月は交換需要がかなり少ない。時節の波を体得しているので、あまり不安はない。夕刻、デリカスペースギアのインロック。車の流れが多い。路肩に停めており、歩道がある助手席でピックした方が安心かも知れない。でも三菱なので、運転席の方がやはりサクッと終わるだろうと考え、運転席ドアをピック。20秒以下で完了。お客さんが、私の工具や仕事内容に、すごく興味を持っている。いろんな質問をしてくる。興味本位で聞いてくる人が大半なので、いつもは適当に二言三言しゃべって終わり。ところがこの人、随分真摯に鍵屋の世界を知りたがる。話のリズムがよくなり、10分ほど本音ベースで実情をお伝えした。聞くところ、この方、私と同じ自営で10年選手。車の板金整備をやっており、商売が厳しい実情から、バイクのカスタムなども手がけているという。どおりで、と思う。質問の視点がサラリーマンではないな、と感じるのです。情報は出せば出すほど入ってくるという。彼から新しい視点を頂いたのかも知れない。

htmlコンテンツ