4月2012

WEST531シリンダー組替

WEST本締錠531NPO事業所のエントランス、強化ガラス戸錠。カギを紛失したので、早急に交換したいそうです。キーシリンダーは、左右扉の上下、そして室内外に合計8個あります。電話口でWESTとは聞いていましたが、強化ガラス戸錠、さらに8個同一キーだとはよもや思っていませんでした。カタログで調べるとWEST531という本締錠です。交換するとなると、当然納期は1月かかるようですし、在庫している鍵屋さんもまずないでしょう。そこでピン組替であれば即日対応できて、価格も安くなることを提案します。いったん引き揚げて数時間後に了承を頂きました。
WEST5ピンキーシリンダーが8個もあるので、適当な子カギの配列に組み替えるとピン在庫が足りません。ピンの順番を入れ替えるだけにします。WESTで一番よく使うブランクH560で新しい配列のカギを作成しました。当初、よくある無料見積り依頼だと思っていました。思わぬ大きな売上になりびっくりです。ドアを着脱しなくても簡単に外せるキーシリンダーだったので、作業もスムーズに短時間で終了しました。

玉座の故障at国分寺

showaインテグラル錠不動産屋さんより入電、緊急要請。一戸建て賃貸、NPO事務所、国分寺市。ノブが機能しないそうです。なんと室内玉座がすっぽり抜けてしまいます。長年使用してきたとはいえ、尋常ならざる金属疲労です。新しい玉座に交換しようとして、金属疲労の原因が分かりました。ドア厚さが43もあり、室内外ともに飾り座があるため実質的にはドア厚46くらいあるでしょう。そのまま玉座交換すると、スピンドルが室内玉座までかすかに届く程度です。したがって、室内玉座を強く廻さないとラッチが動きません。今までよく機能していたなと思います。
玉座エスカッション実際、室内玉座を廻すときは随分強い力が必要だったそうです。最悪のトラブルは、ラッチを動かせなくなり、室内からドアを開けられない状況になることですね。ドア塗装の違いが露出して見た目は悪くなりますが、飾り座を使わずに玉座を取り付けます。これできちんと機能します。施工時の工務店の設計ミスじゃないでしょうか。

ストリームの鍵作成

ストリーム4月に入り、だいぶ春らしくなりました。ストリームのインロックで珍しくエンドユーザ直の依頼です。お店の駐車場敷地内で、ぽつんと一台目立つ車があります。駐車スペースの枠内でない場所になぜ停めているのか。ここで働く社員の車でした。年式は不明ですが、ウェーブでなく刻みキーです。ピック解錠して、立ち会った奥さんが、車内にあるかも知れないスペアキーを探します。「あるかも知れない」という場合、9割方車内にキーはありません。やはり見つからないようです。鍵作も即可能ですので、了承いただき作業開始。まさに鍵作日和です。読んだ配列より浅い段差でカットしてみてインプレッションしてみます。ここで少し残念なことが起きます。明確な傷が出ているはずのM374の傷がいまいちよく見えない。眼力が落ちた?なんとなく傷が見えるのでルーペで確認して、彫り足します。
ホンダM374買い換えたコンタクトレンズがどうにも相性が悪いようです。最近対象物に焦点を合わせるのに少し時間がかかることがあります。決して老眼が入ってきたわけではないと言い聞かせます。老眼が入ってしまうと、この類の作業は厳しくなるだろうなあ。鍵作は眼力が生命線。眼力が衰えると、10分で完了できる作業が30分いやそれ以上かかるかも知れない。いつまでも出来る仕事じゃないとわかってはいるけれど、とにかく目を大事にしたいです。眼力トレーニング法があるのか調べてみます。

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