12月2010

通用口ドア自動施錠

通用口ドア昭島市、新築アパートの通用口ドア。オーナーさんの意向で、先日、自動施錠にするための見積。元々、背の高い門扉に自動施錠錠をつけるよう依頼していたそうです。発注ミスなのか施工ミスなのか、現在は高さ1mほどの内開き門扉に、トーヨーエクステリアの簡易的な錠が付いている。隣に幼稚園があり、門扉前の狭い歩道は、幼児とお母さんの往来が多い。幼児が門扉を開けてアパート敷地内で遊ぶことが頻繁にあり。機械式、暗証番号の自動施錠、keylex800を取り付けることに決定。ただし、大人であれば門扉越しに内側レバーハンドルを下げることが出来る。防犯上の効果はほぼないことをオーナーさんに理解していただく。幼児なら開けられないだろうから、それでいいとのこと。自動施錠であれば、アパート入居者も閉め忘れることがない。
機械式自動施錠電源が周囲にないので、車のインバーターから取る。アルミなので、施工は楽。しかし今日は寒い。どんなに寒くても、雨よりはマシ。屋根のないドアで、雨だと作業が非常にやりづらい。工具が濡れないように、必要な工具だけを持ってきて、逐一現場と屋根下を往復する。つまり大幅に時間がかかる。既存の門扉錠の切欠を隠すためのエスカッションも付けて、施工完了。とはいえ、高さ1mのドア。大人なら誰でも開けられる。完遂した、という充実感に欠ける妙な気分。

ムーヴ鍵閉じこみat羽村市

H19ムーブ羽村市、3年落ちムーヴのインロック。2007年地図データのナビで番地が出てこない。おかげで現場付近でのタイムロスが2分ほど発生。過去に、目的地付近でお客さんに場所を聞いたとき、不機嫌に返されたことが何度かある。「おたくさあ、ナビあるんでしょ?何でわかんないんだよ!」厳しい時代だ。携帯電話事情の変化も影響している。開業当時は、たいてい現場付近でお客さんが立っていてくれた。現在は、自宅もしくは近くで待機しているお客さんに、携帯で電話するスタイル。したがって、車を発見しにくい場所だと、どうしても付近で迷う時間が発生する。インロック解錠は、無料のサービスどころではなく、もはや契約者の当然の権利と化している。5分遅れたことでクレームになったこともある。最新地図データを更新するか、新しいナビを購入しないといけない。マンション立体駐車錠に到着。雨がしとしと降る中、おばさまが傘をさしてくれる。ありがたい。このタイプは本当に難易度が高いと思う。外車ウェーブの方が全然楽勝だ。少なくとも5年前の自分なら、配列によってはピックできない。したがって鍵作しながらの開けとなり、時間がかかる。雨に打たれながらも、とにかく集中力を切らさないこと、それが一番大事~。何とか10分でピック完了。ドアを開けるとアラーム発砲。エンジンかけて鳴り止む。リモコンキーが効かない。ピックしての解錠、つまりキーであけることによってセキュリティの設定が変わることもあると聞いた。もう一度キーで施錠すれば元に戻るか?やはりリモコンに無反応。電池切れの可能性が高い。インロックの原因が電池切れかも知れない。あるいは取説を見ながら、セキュリティ設定をやり直しなのかな。過去に、ピック解錠して帰宅した後、”鍵屋のせいでリモコンが効かなくなった”というクレームを受けたことがあります。この辺の勉強もして、理論武装が今後必要になります。

カギ交換at雲海上の別荘

雲海朝9:00に依頼元不動産屋さんに集合。檜原村の別荘、行ったことのある人に誘導してもらわないと、おそらく辿り着けないらしい。ハウスクリーニング屋さんの車が到着。追跡開始。檜原街道を15km以上走った後、一応舗装された山道に進路変更。小型車がやっと通れる急勾配の坂とカーブの連続。目的地直前の上り坂で、クリーニング屋さんの車がホイールスピン。今日は冷たい雨が降っており、グリップが効かない。旧型のエブリィ、ターボ付き。でも、カギスター号同様、結構な積載重量があるそうだ。ホイールスピンする車を2人で押しながら、ようやく勾配30度の坂を制覇。山道の突き当たりにある別荘が視界に入り、一安心。周囲360度が霧霧、雲海の上にいるようだ。
別荘こんな場所に賃貸物件があるなんて。バブルの時代に、建設資材をヘリコプターで運び、建築したらしい。オーナーが今は賃貸物件にしている。この別荘を借りる人の日常生活は、どうやって成り立つのか疑問。一番心配していたのは、現調のみに終わること。ミサワホームと聞いていたので、独自デザインのレア部材、取り寄せで再度出直しになることを覚悟していました。ところが玄関ドア錠は、ありきたりの玉座。築20年以上だから、独自デザインのOEM玄関錠でないのか。よかったー。こういう現場が1回出動で終わることに、すごく感謝。帰り道、ツイテルを連呼しながら、また急勾配を下ります。強いブレーキを長時間かけなくてはいけない。新車なのに、ブレーキ音がゴーと何度も鳴る。相当負荷がかかっている。ベーパーロックか?東京とは思えない秘境物件で鍵交換を行うのは、最初で最後にしたい。

パルサー鍵開けat八王子

ガヤルド
八王子市、パルサーのインロック。今ではなかなか見かけなくなった、生産中止の車。路地の突き当たりに見つけた。その手前10mにスーパーカーあり。圧倒的な存在感に目を奪われる。一応、最後の?スーパーカー世代だと思うカギスター。これはランボルギーニ?スパイダーだ。ガヤルドというモデルらしい。こういっては何ですが、普通の戸建住宅に似つかわしくない印象。住宅よりスーパーカーの方が高いのでは?ピックしながら、お客さんに話しかける。「そこにすごい車、停まってますよね・・・」「そうなんですよ、あれだと盗難やいたずらが気にならないのかな」こんな車のインロック開け、死ぬまでに一度やってみたいものだ。
パルサー帰り道にホームセンターに寄る。土日祭日は人ごみを嫌い、極力こういう店には入らない。朝一なので、まだ込み合ってないだろうと予想。お目当て工具の選択肢がいくつかある場合、できるだけmade in JAPANを選ぶ。Made in CHINAしかないなら、せめて日本企業を選ぶ。こういったことを国民の大半が意識すれば、デフレは加速しないと考えている。しかし、日教組による左翼教育が蔓延している現代、健全な愛国心さえ育たない。私みたいな中途半端な日本人でも、百冊単位の近現代史書籍を読むこと、TVの時間を大幅削減して桜チャンネルを見ることで、ようやく歴史の真実を知ることができた。100円ショップに行くのは愚の骨頂、あの安さはチャイナによる世界中への失業とデフレの輸出だ。カギスターは滅多に私服を買わない。360日くらい作業服だから必要ない。しかし、いざ衣類を買うとなると、どの店に行ってもmade in CHINAだらけで悲しくなる。仕方なく購入してしまう。次回からは、せめて親日の新興国を選ぶように意識する。

bBの鍵なし作成

トヨタbB小平市、10年ほど前のトヨタbB。このタイプは久しぶり。M377やM354を使用しているシリンダー、ほとんどがシリンダー裏のキックバネがない。ピックした後、ニュートラル位置へ勝手に戻ることはない。えーと、これは7段差で、ドアには1枚抜けていて、イグにはちゃんと8枚あって・・・思い出してきた。鍵作日和の現場完了。師匠宅まで、そう遠くないので、電話確認して、合流。相変わらず暇なときはいつも工具を作っている。解錠工具を作るための、DREMEL超高速ルーターがお気に入りのようだ。車にバーナーやステンレスパイプやらを積んでいて、一体何屋なのかと思ってしまう。車内にキーマシンがなければ鍵屋だとわからない。現場にて速攻で工具を作りつつ対処することもある。モンデオピックを自分で作ってしまうほどの師匠、今回は何を作っているのかな。鍵屋同士の仕事談話は楽しいものです。
工具作成「自分で作った解錠工具で開けることに、喜びを感じるのが鍵屋だ」という信条の持ち主。NHKのプロフェッショナルに推薦したい、と言ったが断固拒否。そもそも、裁判所登録の鍵屋などの超職人肌の人って、ネットにもメディアにも出てこないんですよね。個人客相手に営業する必要もないし、その気もない。一流だから、同業からもヘルプ要請が来る。「こんなすごい人がいる」という口コミで依頼が自然発生する。開業当初から、何度ヘルプで助けてもらったことか。当時、車の鍵作で、毎回読みが1発で当たるので、「ひょっとして師匠は眼球に金庫スコープでも埋め込んでいるんですか?」と聞いてみた。「ばれた?」と返された。やはりロックスミス業界で製造されたターミネーターの疑いがある。

htmlコンテンツ