4月2010

ベンツCLKインロック

メルセデスCLK
山梨県大月市まで来ることになるとは思いませんでした。忙しかったら受けない依頼ですが、暇だったので半分ドライブ気分で出動です。今年初めて高速に乗ります。お客さんいわく「山梨にはベンツに対応できる鍵屋がいないと言われた」そうで、なんともびっくりです。対応できる鍵屋がたまたま出動できなかっただけかも知れませんが、鍵屋密度はかなり低いんでしょう。
ベンツ鍵開け
1分の作業を楽しむために、片道60km運転90分。帰り道、中央高速で覆面パトカーの違反取り締まり現場を見かけました。八王子インターで降りると、100mおきに白バイを見かけます。夜間出動すると、パトロールする車を良く見かけます。監視国家になりつつあるのかと、嫌な気分です。治安が悪くなると、社会コストが高くつくようになります。日本が経済的に繁栄した理由のひとつは、世界常識では考えられない、低すぎる社会コストです。日本も海外と同じように”普通の国”になりつつあるんでしょうか。

ヤマハTW200鍵作

ヤマハTW200
季節外れの寒さです。4月中旬に防寒ジャンバーを着て作業した経験は過去にありません。武蔵村山の駐輪場で作業開始。ヤマハTWはオフロードバイクなんですね。逆輸入のTW125だと、合致するブランクがなくて苦労したことがあります。今回は手持ちのブランクで苦労することなく、作成完了です。カギスターは寒いのが苦手です。雪国で鍵屋はやりたくない。

ミサワホーム鍵交換

ミサワホーム
ミサワホーム戸建の玄関ドアです。中古物件を購入したようです。
ミサワホーム、積水ハウスはたいてい玄関錠がWEST製です。グレードの高い戸建はWESTを採用することが多い。現状は本締錠の6ピンシリンダーですが、同じ種類のシリンダーはなぜか入手できません。問屋さんに理由を聞いても、とにかくハウスメーカーが鍵業界への販路を遮断したというだけ。
WEST916
でも、WESTディンプルシリンダーなら対応できます。OEMの6ピンシリンダーが入手できたとしても、防犯性の高いディンプルキーより不思議なことに料金が高くなってしまいます。シリンダーカラーはそのまま流用して交換します。

KODAI装飾錠交換

kodaiサムラッチ錠
地元昭島の戸建住宅です。30年ほど使ったサムラッチ空錠が壊れているので、親指でサムピースを押してもラッチが引っ込みません。サムラッチ空錠と本締錠がセパレートになっているのは、日本メーカーでは長沢(KODAI)のみじゃないでしょうか。壊れている空錠のみ交換するとなると、形状の違う取っ手になります。ドアの塗装の違いが露出しないよう、チューブラ本締錠とセットで形状が同じモナコT-305を取り寄せました。受注生産品で納期3週間までの間、ラッチボルトを引っ込めてガムテープを貼って、しのいで頂きました。
ニューモナコ
KODAIは現在ピンシリンダーの製造をやめて、ディンプルキーのみになっています。定価もどんと上がりましたが、防犯性も高くなりました。このお客さん、6年以上前に仕事とは別件でお会いしたときに、名刺を渡していた方でした。鍵のトラブルが起きたときに、6年前の出会いをよくぞ思い出してくれたものです。ありがたい。
取り替えた製品の取付説明書が欲しい、と言われたのは初めてです。伺ってみると、やはり現役時代はエンジニア、技術屋なのでした。

NOAKEL取付け

先日お世話になったお客さんからのリピートです。通販で購入したリモコン式補助錠をDIYで取り付けるのは不安だとのこと。NOAKELという製品は知りませんでしたが、類似製品のトラブルには何度も出くわしています。本体がリモコンに反応しないため、何回も破壊解錠する場面を経験しています。カギスター自身はこの類の補助錠をすすめることはありません。外側から機械的に開ける手段のない錠は、トラブル時に大変な思いをすることになるからです。
NOAKEL
お客さんは、実家のご両親のために購入したそうです。来客があったときに、玄関ドアまで行くことなく、リモコンで解錠する利便性を求めたわけです。ドアを開けて再度閉めれば自動施錠ですし、確かに便利ではあります。個人的には、ロックメーカーでもない電子メーカーが製造する、メカトロニクス錠を信用していません。電子基盤はメカニカル錠よりも寿命はかなり短いと考えています。トラブル時の緊急解錠方法が確保されているので、その点は安心です。

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