8月2010
八王子、24時、戸建玄関。3年ほど前にリフォームしたと聞いたので、玄関からの解錠は100%不可能だと覚悟します。「玄関を閉めたら、ロックした」というドアは一枚引戸。(自動施錠じゃあるまいし、勝手にロックなんてあるのか)疑問に思いながら、現場に到着。なるほど、開きドアならありえないけど、引戸の戸先鎌錠ならあり得る。鎌が完全に引っ込んでいない状態で、勢いよく引戸を閉めると、衝撃で鎌が突出してロック完了となります。過去にも経験あり。サッシメーカー仕様のPSシリンダー2個が付いています。セキュリティホールを探すため、戸建周囲の窓をチェック。
左右引き違い窓が1つある。それ以外は上下スライドあるいははめ殺し。ヘッドライトの光に蚊が寄ってくる。攻撃的な蚊に何箇所も刺される。早く終わりたい。引き違い窓のクレセントを開けて、(開きましたよー・・・)と言おうとしたら、20mmスライド時点で何かが引っかかる。従来なら、これで仕事完遂ということが多かったのに。窓下にサブロックというのか、ストッパーというのか、突起があるんだと確信。近年のサッシ窓は、2重ロックが主流になりつつある。クレセントだけ回しても、このサブロックを倒さなければ、売上げ0ってのが鍵屋の辛いところ。何とかサブロックを倒したあと室内側から視認。売上0にならなくてよかった。この窓に取り外せない格子が付いていたら・・・ギブアップ間違いなし。鍵屋の玄関開けは、本当に厳しい時代になってます。
8月 19, 2010 9:04 PM|
カテゴリー:住宅|
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オフィスビルの会議室には、MIWA LAレバーハンドル錠が付いています。暗証番号式の自動施錠,キーレックス800に取り替えます。
追加の穴を表と裏に6発ずつ開けます。ホールソーの切れ味が悪くなっていることに気付きました。ドア表面が布張りなので、時間がかかると、熱が原因で布がチリチリ燃えます。いやな感覚。穴あけ後は、LA交換用のフロントとストライクがあるので、取替えは楽なものです。バックセットが64から60に切り替わり、既存穴が若干露出してしまいます。やはり、化粧プレートが必要でした。
ボタンは0から9とA,Bの12個あります。設定する暗証番号は何桁でもかまいません。機械式ですので、暗証番号123は321、231でも同じです。また、122といった同じ番号が2個以上の暗証番号はありません。それぞれの番号がonかoffかを本体裏側で設定します。
8月 18, 2010 7:58 PM|
カテゴリー:事務所|
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6月に訪れた修理工場にまた来ました。またBMWのツーリングワゴンです。年式が2008yらしく、前回と同じです。板金作業中、勝手にロックしたらしい。2008年にマイナーチェンジを行っているようで、このモデルがセキュリティレベルを上げたために、起きたんでしょうか。でも解錠方向は前回とは違いました。
よくあるパターンで、施錠方向には簡単にピックできます。この配列イメージで解錠方向へピックしようにも、タンブラーに負荷がかかっていません。テンションを強めにしても同様。強引に正解デプスの位置までタンブラーを押し上げ、または押し下げます。それでも、また負荷のあるタンブラーがなくなります。これはハズレだ、はまるパターンだと気付き、仕切りなおし。工具箱を椅子代わりに、体勢を修正します。20分以上右回しテンションをかけていると、左腕が疲れる。テンションをキープしつつ小休止。額で発生した汗のしずくが、まつ毛に落ちるので、(集中、集中)と言い聞かせながら、再開します。解錠の過程での、内筒がカクンとわずかに傾く感覚が気持ちいい。この内溝ウェーブは、当たり・ハズレの差が大きいですね。
8月 17, 2010 8:43 PM|
カテゴリー:車|
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盗難被害に遭い、見つかったビッグスクーターは、町田警察署に保管されているそうです。あぢい、とつい口にしてしまう猛暑日です。庁舎内でお客さんの手続きを待ちます。2F駐車場に行くと、マジェスティの周囲にも盗難車や、事件に絡むバイクが沢山あります。キーを挿しっぱなしにした状態で、盗まれたそうです。一昔前と違い、運が悪い、とばかりは言えなくなりました。そんな状態でバイクから離れれば、短時間で盗難に遭うほど、悪意ある人間が増えてます。特に町田のような近年開発された市街地は、治安が良いとはいえません。
今回は、どうにも不調。読みを3回も間違えてしまいました。キーを作成して、さらにシャッターキーも作成します。残念ながら、エンジンはかかりません。どうやら配線が抜かれているらしい。外見上は、破壊された箇所はないようです。修理代がどれだけかかるのか、不安ですね。この後、バイク屋さんに引き取りに来てもらうことになりました。
8月 16, 2010 7:28 PM|
カテゴリー:バイク|
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現場付近には、お客さんの苗字の表札が何件もあります。田舎ではよくあることでしょうが、武蔵村山にもこういう地域があるんですね。現場近くのはずなのに、周囲をグルグル10分も迷走することは、よくあります。「鍵もある、ダイヤル番号も分かっているのに金庫を開けられない」そうです。お客さん宅に上がりこんで、現物を確認。これは、テンキー式金庫なのですが、”ダイヤル”と表現する人は時々います。3日前には、ボタンが反応してドアを開けることができたそうです。電池を新品にしても、反応音が出ません。92年製なので、基盤がいかれていてもおかしくはない。電池を入れ替えて、ボタンを押すと、たまに小さな音が出る。暗証番号を押すと、かすかにジーとソレノイドを動かそうとする音がします。音量は妥当なのに、開けられないなら基盤が故障だと判断するのですが、どうもこれは電圧が不足しているのではないか、と想像してしまいます。電池の端子を見ると随分錆びている。通電が不十分じゃないのかな。クリクリっと触りながら、再度暗証番号をプッシュ。ジー音・・・シリンダーが廻った。ドアを開けた後、お客さんに事情を説明しながら、端子を外すと、配線がプッツリ切れた・・腐食してますね。もう、ソレノイドは端子を修理しないと動かない。運がいいのか悪いのか。最後の力を振り絞って、ソレノイドが動いてくれました。ご主人が、弱電工事に強いようで、自分で端子も交換できると言います。鍵師としては、不完全燃焼の作業となりました。
8月 14, 2010 7:57 PM|
カテゴリー:金庫|
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