9月2013
トイレ錠故障で閉じ込め
保育園のトイレのドアが開かなくなったとの入電、保母さんが閉じ込められているそうです。レバーハンドルを下げてもラッチボルトが引っ込まない、よくあるトラブルです。化粧板がぐらついているのは、力まかせに引っ張ったからでしょう、そのやり方では開きません。外開きだったので、作業はやりやすい。すぐにドアは開きました。ドアの向こうは若いお姉さんが、半泣き状態です。この状態が数十分続いて、恐怖に駆られたんでしょう。真夏だったら、本当に大変です。案の定、ラッチボルトの角芯が壊れています。ラッチのみ交換して終了です。お昼寝時間帯だったのか、すやすや寝ている幼児もちらほら。私の作業をぴったり注視する子もいました。八王子:鎌デッドのカギトラブル
カギが回らないために、玄関ドアを開けられないと緊急出動依頼です。まずは現場で状況確認です。確かにキーは奥まで入るけど、施錠方向にしか回らない。解錠方向にはまったく回転しません。ドアスコープなしの新築玄関ドアです。キーシリンダーの故障か錠ケースの故障か、いずれも考えにくい。シリンダーを破壊すると原因がわからなくなる可能性があります。窓を開けて、室内サムターンを指で回したところ、かなり固い状態でした。鎌デッドがストライクに強く擦れているのが原因でした。近年の錠ケースは鎌デッドが標準になりつつありますが、過剰な防犯性を追求したあげく、従来では起こらなかったトラブルが起こります。従来のデッドボルトであれば、ストライクの位置が多少ずれてもこのようなトラブルは発生しません。鎌デッドになると、ストライク位置のずれやドア建て付けの少しのズレで、今回のようなトラブルが起こりえます。他に侵入口がなければ、破錠してキーシリンダー交換となっていたでしょう。防犯性と利便性の両立は難しいものです。このような玄関ドアだと、不正解錠によって侵入される確率より、ドアや錠のトラブルが起こる確率のほうが高くなっているでしょう。WEST部材支給の鍵交換
取引先の不動産屋さんより部材支給の鍵交換です。新築の積水ハウス、キーシリンダーはWESTディンプルで916の2ロックです。このようなシリンダーだと鍵屋が入手すること自体が難しくなっています。ハウスメーカーがオーナーさんに卸すルートが確実のようです。交換は自分で出来ないので、時々依頼を請けます。ハウスメーカーの賃貸物件は今後流通ルートが制限されていく流れにあるようです。室内側サムターンはオプナスのパタンテのように見えますが、WESTが製作しているのかな。 管理がメインの不動産屋さんも、ようやく景気が底を打ったかも知れない、と言います。賃貸物件ですが、最近は多少家賃が高くてもグレードが高くて綺麗な物件から決まっていくそうです。床暖房、光ファイバー、浴室乾燥機など設備が整っていても、それほど家賃を上げられないそうで、まだ買い手市場です。あるいは築古の激安物件でとにかく安い家賃を望む客層と二極化しているようです。どちらでもない物件は、空室が多くて大家さんも頭が痛いのが実情だと聞きました。