2月2013
キャビネットダイヤル解錠
事務室の業務用金庫ダイヤルを動かしてしまったとのこと、現場は八王子の学生専用マンション街でした。16:00過ぎに作業開始。金庫ではなく、D700W500H700ほどのファイリングキャビネットです。右端にキーシリンダーがあります。ホームのダイヤルと同じような外径ですが、固定4枚座なわけがない。久々にオートダイヤラーが活躍します。師匠に聞くと、キャビネットの場合DDが通常と違うことがある、とのこと。困ったのはセッティングです。ダイヤル周囲の面積が小さいので、上部の吸着棒がグラグラします。 軸がぶれるので、すぐにダイヤラーが停止します。センター出しが本当に大切です。5回もやり直しながら、最悪の場合を想定します。日付が変わるまでに出来るのか、最悪破錠か・・・強力マグネットをあてがって何とか固定できました。運良く2時間ほどで解錠できました。DDは通常の業務用と同じでした。yamahaオフロードバイク鍵紛失
八王子の現場、鍵をなくしたのはヤマハRZ250というバイクです。室内に鍵はあるはずだけど、見つからない。個人売買で売却したバイクを今日中に渡さなければならない、という事情でした。ハイエースに積み込まれたオフロードバイク、できればハッチを開けてほしい・・ハッチの真後ろが壁なので、だめでした。若干作業しずらいですが、スライドドアから何度か出入りして鍵作を行います。昔の単純な5枚タンブラーでした。メットホルダー、イグ、タンクですべて確認OKです。玄関ドア鍵開け撤退
ロードサービス経由、下請け、玄関ドア開け。所沢9:10到着。得られた情報は、1ロックのアパートということのみ。物件を見た瞬間に唖然、**建託の新築、プッシュプル2ロック、オプナス、施錠は上のみ。お客さんはオプナスMMXを簡単なカギ、と表現する。小判を壊して確認するとスイッチサム、いやな予感がしたので開ける前に、電話で料金確認しました。なんと、通常の車の鍵開け料金と変わらない。ロードサービス的料金表では、カギの種類だけで料金が決まるので、スコープ開けだろうが、はたまた防犯サムターンだろうが料金は同じ。スイッチサムターンを開けて料金数千円なんてありえません。完全に開ける気をなくしました。「鍵屋を馬鹿にするな」と会社に伝え、お客さんには「開けられない」と伝え、新品ドアスコープを渡します。いくらデフレといってもひどすぎます。鍵屋を馬鹿にした料金体系に屈すると、鍵屋としてのプライドがポキっと折れるので、今後のモチベーションに確実に悪影響を及ぼします。鍵屋は便利屋じゃあない。時間を売っているのではありません。今後も、現場で最新の錠に出くわすと、こういうことが起こりえるんでしょうか。電話で得られる情報では、現場での難易度がさっぱりわからない時代になりました。もう玄関開けは電話せんでよろしい、と会社に伝えておきました。