サムラッチ錠不具合

戸建ての玄関ドアが開かないという入電あり、親指で押せないと言っているので、サムラッチ錠老朽化による故障だと推測して出動です。掃き出し窓二重ロックを解錠して、ドア内側から開けました。

サムピース裏側を見ると、上下運動する鋳物パーツは割れていません。ハンドルを固定するビスが緩んでいて、ビス頭が鋳物パーツの上下運動を阻害していました。初めて見る不具合です。古い玄関錠ですが、まだまあ使えそうです。GIKENイタリア玄関錠は、とうの昔に廃盤なので、故障した場合はMIWAもしくはkodaiサムラッチ交換用で置き換えることになります。

ピース

ドアクローザー取付不良

マンション玄関のドアクローザーのブラケットががたついているとのこと、素人が取り付けたような不具合の尻拭い作業です。まず、なぜL型ブラケットにしたのかわからない。本体から上枠までの距離は長くはないので平型でokのはずです。上枠にアルミが飛び出ていると言っても、平型でなんとかなります。しかもL型にすると薄いアルミ枠にビス止めすることになります。しかもタッピングビスを使用しているので、土台がぐらついています。1サイズ大きいビスで固定するため、タップ加工します。ブラケット中心位置と本来中心位置が大きくズレているので、アームが斜めとなり、ドア閉扉最後の引き込みが弱く、完全に閉まりません。ブラケットのビスも締め直して、とりあえず使えるようには修正しました。部材の選定、取付位置、取付方法すべて間違っているので、修正には手間がかかります。

室内内開き補助錠

戸建て室内ドア内開きに鍵を取り付けたいとの依頼です。westのレバーハンドル空錠はOEMのようで、これをシリンダー付き間仕切錠に替える方法を調べるかと打診したら、すぐに鍵を付けたいというので、WEST430を取り付けることにしました。DT33でMIWA NDSが廃盤になったので、お手頃価格の面付け補助錠がなくなりました。

WEST430
WEST430

430も内開きストライクSK3も10年ぶりくらいに使う気がします。部材価格を勘違いして、安い価格を提示してしまい、残念です。お客さんは以前鍵交換したバングラデシュ人、今回はすぐ近くの妹の戸建てです。どうやら料理店を経営しているようで、異国で戸建てを一族が次々と購入するということは、商売的には結構成功しているのでしょう。

RYOBI OEMドアクローザー

以前鍵交換したお客さんからの依頼で、マンションの玄関ドアクローザー交換です。油が漏れているので寿命です。機種はRYOBI 22Pですが、メーカーに確認すると、ドアメーカー向けのOEM製品だとわかりました。通りで、ブラケットの穴位置がwebカタログと合致しないわけです。ブラケットのみは流用して、22Pで置換できるとわかりました。

22P
22P
RYOBIブラケット
RYOBIブラケット

お客さんにはこだわりがなく、交換用ドアクローザーで構わない、早く交換できれば良いとのこと、同じくRYOBIのS202Pで交換しました。ストップ機能はマンションには本来使用してはいけません。

S202P
S202P

TITANキーシリンダー故障

戸建ての玄関ドアは輸入建材とのこと、鍵が回らないので緊急出動です。到着時、依頼者は窓から家に入れたようで、寿命の短いkwikset製ピンシリンダーの故障を確認しました。テール固定リングが劣化して、内筒からピンが飛び出す故障が多いです。917 TITANシリンダーに交換、楕円の飾り座を固定できず、空転する不具合を発見します。玉座用厚さ調整リングを加工してスペーサーとして挟み込み固定します。

サムラッチ空錠

空錠の室内側レバーハンドルが垂れ下がり、寿命は近いです。TITANのサムラッチ空錠を交換する見積を提出することとなりました。

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