6月2016
引戸錠SL12故障
立川市、介護サービス事業所の引き戸が開かなくなったとのお話を受けました。錠はMIWA引違錠U9 SL12です。スライドサムターンが完全に上がらない印象です。どうやらデッドボルトが引っ込まなくなっているトラブルだとわかります。ウェッジで隙間を作ったり、バールで戸を持ち上げたりして引き戸をスライド出来ました。 大半の引違い錠の室内ケースは固定ビスが室内にあり取り外せます。SL12は錠ケースの固定ビスが召合せ側にあるので、施錠状態では取り外せません。トラブル時のメンテナンス性は良くないです。最悪グラインダーでデッドを切断する可能性があります。hori 880iとPRシリンダー
国分寺マンションの玄関ドア2ロックは主錠がHPDで、もう一つは初めて見る面付補助錠です。調べてわかりましたが、hori 880iはLAシリンダーを装着できますが、すでに廃盤です。シリンダー固定ビス頭が潰れており、破壊しないと取れません。破壊して1サイズ大きいねじ山作るのもリスクがあります。奇跡的に錠ケースを入手出来ました。 シリンダーはディンプルの2個同一希望でしたので、MIWA PR LAのロングとHPL40です。既存はスペーザーを14mmも使い、鍵穴がドア面より10mmほど奥まっていました。不思議です。モルタルのない位置にストライクを付けたかったのか、それならロングシリンダーでないと鍵穴が引っこみます。他社面付け補助錠だとストライク位置が変更になるので、厄介な状況は避けられました。アルトラパンのシリンダー修理
ちょい古いアルトラパンはトヨタで長年使われた旧型M382のキーです。鍵が回らないと言うので、よくあるハーフタンブラーの故障でしょう。鍵穴を除くと、右下タンブラーが沈んだままです。お客さんいわく過去に車屋さんが修理したそうです。 シリンダーを取り外して何をやったかがわかりました。外筒を削り、ハーフタンブラーを収める部屋を削って広げ、内筒がなんとか回転するようにしています。内筒を抜くことができないから、水抜きから切削した荒業で、見た目がひどいです。これだとハーフの新品を入れても、タンブラーがこける可能性が高く、いずれ同じようなトラブルになるので、タンブラーは抜いたままにします。車屋さんに依頼すると納期がかかり、イグニッションとドアが別鍵になること、鍵屋がやれば即日修理で同一キーのままであることを説明して理解してもらうのに苦労しました。。フィットの鍵穴故障at昭島
フィットの鍵トラブルは、鍵があっても回らないとのこと、ホンダのウェーブキーはシリンダー故障がよく起こります。現場で鍵穴を見ると、斜めになったままです。当然鍵も奥まで入りません。ピックすると問題なく解錠できました。 ニュートラル位置に戻しましたが、タンブラーの突起が削れていて、今後再発する可能性があります。当方でタンブラー入れ替えは出来るのですが、それを伝えるのを忘れて退散しました。