八王子:鎌デッドのカギトラブル

鎌デッド

鎌デッド

カギが回らないために、玄関ドアを開けられないと緊急出動依頼です。まずは現場で状況確認です。確かにキーは奥まで入るけど、施錠方向にしか回らない。解錠方向にはまったく回転しません。ドアスコープなしの新築玄関ドアです。キーシリンダーの故障か錠ケースの故障か、いずれも考えにくい。シリンダーを破壊すると原因がわからなくなる可能性があります。窓を開けて、室内サムターンを指で回したところ、かなり固い状態でした。鎌デッドがストライクに強く擦れているのが原因でした。近年の錠ケースは鎌デッドが標準になりつつありますが、過剰な防犯性を追求したあげく、従来では起こらなかったトラブルが起こります。従来のデッドボルトであれば、ストライクの位置が多少ずれてもこのようなトラブルは発生しません。鎌デッドになると、ストライク位置のずれやドア建て付けの少しのズレで、今回のようなトラブルが起こりえます。他に侵入口がなければ、破錠してキーシリンダー交換となっていたでしょう。防犯性と利便性の両立は難しいものです。このような玄関ドアだと、不正解錠によって侵入される確率より、ドアや錠のトラブルが起こる確率のほうが高くなっているでしょう。

WEST部材支給の鍵交換

WEST916

WESTディンプル

取引先の不動産屋さんより部材支給の鍵交換です。新築の積水ハウス、キーシリンダーはWESTディンプルで916の2ロックです。このようなシリンダーだと鍵屋が入手すること自体が難しくなっています。ハウスメーカーがオーナーさんに卸すルートが確実のようです。交換は自分で出来ないので、時々依頼を請けます。ハウスメーカーの賃貸物件は今後流通ルートが制限されていく流れにあるようです。室内側サムターンはオプナスのパタンテのように見えますが、WESTが製作しているのかな。
防犯サムターン

防犯サムターン

管理がメインの不動産屋さんも、ようやく景気が底を打ったかも知れない、と言います。賃貸物件ですが、最近は多少家賃が高くてもグレードが高くて綺麗な物件から決まっていくそうです。床暖房、光ファイバー、浴室乾燥機など設備が整っていても、それほど家賃を上げられないそうで、まだ買い手市場です。あるいは築古の激安物件でとにかく安い家賃を望む客層と二極化しているようです。どちらでもない物件は、空室が多くて大家さんも頭が痛いのが実情だと聞きました。

サンバーのキー紛失作成

サンバー

サンバー

昔、バンパー修理や車検でお世話になった整備工場からご依頼です。なんと整備で預かった車のキーがなくなったそうです。敷地内に見つからないので、既に整備納車した別の車のキーリングにつけてしまったのだろうということです。とてもめずらしいケースです。本日納車なので、とりあえず鍵を作成する必要があります。メカニックなので、キーシリンダーを外した状態でお招き頂きました。シリンダーボディにキーナンバー刻印がない。交換したシリンダーだと刻印がない場合があります。実は、刻印は別の場所にありました。しかもスバルのキーナンバーの先頭がXでもYでもなく、9。ディーラーに電話したメカニックさんに聞くと、この9を無視してくれ、とのこと。スバルは高年式だと、このようなルールに変わったんでしょうか・・この回答を得る前に、水抜きからシアラインを見て鍵作成を完了済なので、残念。水抜きからタンブラーの高さを読むのに苦労するので、老眼が進行していることを実感しました。

真夏の腐敗臭again

腐敗

玄関ドア

雨が少し降って若干気温が下がりましたが、充分蒸し暑い夜。安否確認の玄関開け、警察官立会いと聞いてはいました。3,4年ご無沙汰なので、最悪はないと高をくくっていました。現場は小さな商業ビルの賃貸部屋。赤色灯のパトカーでなく、ワンボックスカーが停まっています。鑑識のようです。立会の不動産屋さんいわく「亡くなっている可能性が高い」とのこと。どうやら腐敗臭の通報があったようで、玄関前に行くと、臭うそうです。心拍数上がる。さすがの鑑識おまわりさん、冷静な様子で皆にマスクを配ります。階段を登り、玄関ドア前、ゴミ屋敷風情。この臭いがペットか何かであってほしい。スコープを外したら臭いが強くなりました。すぐに1ロック開錠。これで役目は終わりと階段を降りようとします。警察官「あっドア開かない」。ドアガードがかかっています。これで人体が室内にあることが確定。ドアの左右に壁があるので、いつもの紐を使うやり方だと時間を食うばかりでうまくいきません。。臭いにさらされながら、この作業は辛くて断念、手法変更。再度車に戻り、さくっと開錠出来るジグを挿入して、ドアガードを倒します。速攻で階段を降りました。結果は予想通りだったそうです。警察官のあまりの落ち着きぶりに、感心。帰宅してすぐにシャワーを浴びました。短時間なので臭いは付いていないが、記憶にこびりつきそうです。

コルベットスティングレーの鍵作成

シボレー

スティングレー

3年ぶりくらいのGM6カット紛失作成は、80y シボレーコルベット スティングレイです。外装も内装もきれいな状態です。ドアを開けづらい状態なので、車庫から少し前進して頂きました。ちょうどお昼過ぎの炎天下だったので、日差しが強烈です。今回は、ドア、イグニション、燃料タンク3本ともキー紛失です。95yまでのGM車は構造上ピッキング不可能で、ドアとイグニションのキーが別々です。ドアノブも車内のレザーシートも、ステアリングも熱い。意外にもドアだけでなくイグニションもトライアウトで作成できました。
コルベット

コルベット

イグニションがトライアウトで回ったのは初めてです。10%くらいの確率と聞きますので、かなり運がいい。汗が吹き出る中、ステアリングばらしを覚悟していたので、時間短縮できてラッキーです。燃料タンクの鍵作は、オフィス鍵作レベルなので、おまけみたいな作業です。かつてスティングレーに憧れたことがありますが、視界の半分はフロントノーズ。体の大きい人でないと運転は危険だなあと思います。この現場だけで水分を1Lくらいとったようです。勢いで必要以上に水分をとるのも良くない。

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