金庫OBK鍵開け解読

金庫OBK

OBK金庫

猛暑日になりそうな日差しですが、金庫の鍵開けは一戸建ての室内なので、快適に作業できます。OBKブランドの金庫、長年開けていないそうです。ダイヤルはすでに揃っているかも知れないので、鍵穴をピックして内筒を傾けます。完全に回らないので、ダイヤルが揃っていないとわかりました。鍵を作成し、その後にダイヤル番号を探っていきます。お母さんと小さいお子さんは、そろそろ遊びに出かけるようで、知人と電話で会話しています。30分くらいで終わると踏んでいたのかも知れません。こういう会話が聞こえてくると、少しプレッシャーになります。気持ち急いで作業しますが、鍵作成+ダイヤル開けなので、やはり1時間ちょいはかかりました。作業時間は数十分で終わる場合もありますし、2時間くらいかかってしまうこともあります。鍵がない、ダイヤルが揃っていない、あるいはその両方なのかによって難易度と時間が変わります。

横田基地でグロリア鍵作成

98yグロリア

日産グロリア

久しぶりに横田基地内に入ります。ゲート入り口で電話が入ったのでハザード出して停車、電話応対していると守衛の人に怒られました。車を停められない、ここは軍事基地だぞということです。車検証と免許証を提出してセキュリティチェックで10分くらいかかりました。毎度面倒くさいので、複雑な事情があると基地内の依頼は断っています。英語しかしゃべれない、すごいマッチョな米軍兵士にI am a locksmithだとかI follow your carだとか言って、彼の車についていき、現場に到着です。98年らしい、日産グロリアの鍵紛失です。基地の外に出れば、あまり見かけない古いクルマです。ここは通信基地なので高給取りがいないのか、走っている車だけ見ると10年前くらいにタイムスリップしたようです。作業そのものより、筋肉ムキムキの男たちが集まっていることの方が気になります。車検証は、car inspection sheetっていうのかなどと考えつつ、もう確認するのが面倒でパスです。ロードサービス経由なので、問題ないでしょう。年齢的なものなのか、こういう現場だと、もうコミュニケーションを最低限にしたいと思ってしまいます。作成したキーを渡すと、歓喜の声が上がり、すぐにエンジンをかけています。great skillだとかThank youだとかいう英語は聞き取れましたが、依頼人の筋肉のほうがよほどすごいと思うほどでした。

警察署経由の鍵開け依頼

玄関錠west

玄関錠west


珍しく警察署から電話が入りました。依頼者が隣にいるので、直接話ができて安心できました。警察でも代理の依頼だと、気分的に後ろのめりになります。八王子の一戸建て、初老のおばあさんが待っています。最初に概算料金を伝えると「ものすごい取るね・・・」と言われます。「ものすごい」という表現は初めて聞く。人生で初めて鍵屋を呼ぶようだし、年配なので相場は全然知らないでしょう。「大手ならこんなもんじゃないですよ」と伝えて半分理解してもらえたようです。玄関ドアは・・WEST6ピンシリンダー、2ロック。現場でピック出来た試しがない。バンプキーでチャレンジ、内筒回る気配なし。5分で見切りをつけ、攻撃ポイントを切り替えます。
腰高窓

腰高窓

腰高窓は、構造上工具が素直に入らないタイプでした。一手間かけて工具挿入、クレセント解錠。その後一手間かけて部品を戻します。雨上がりで蚊が多く発生しています。攻撃前のスキンガードが役に立ちまして、1箇所刺されたのみでした。結局玄関ドア2ロック開けるより、こちらのほうが安いし早い。最後は感謝してくれたおばあさん、さきほどいたすぐ近くの警察署に挨拶と報告に行ってくる、と言います。すごい、こんな律儀な人いるんだなと驚きました。昔の日本人なら当たり前的な行動なのかも知れない。

キャンプ場で車鍵開け

あきる野市

シビック開け

あきる野市、河原沿いの自然公園。このキャンプ場に来るのはもう10回目くらい。毎年夏になると車の鍵開けやら鍵作やらで何度も来ました。今日は古いシビックのインロックです。入り口で管理係のおじさんに駐車料金を請求されますので、事情を説明します。人だかり車だかリの中、携帯で連絡を撮り、ターゲットの車はすぐに見つかりました。ピック1分で鍵開け完了。川遊びや釣りやらで人混みがすごいです。ここには仕事でしか来たことないけれど、一応自分も行楽地へ行った気分になります。夕方になると帰りのルートは結構渋滞しますので、そそくさと帰りました。

ホンダMT-7タンブラー入替

ドア内張り

ステップWGドア

H15くらいのステップワゴン、運転席鍵穴にキーを差し込んでも回らなくなったそうです。確認してみると、助手席とハッチの鍵穴はスムーズに回ります。リモコンがないので、助手席ドアから開け閉めして車に乗り込んでいるそうで、かなり不便な状態です。キーはMT-7ウェーブキーなので、摩耗で間違いないと思います。
ホンダ キー

MT-7シリンダー

内張り剥がしは、意外に厄介ではありませんでした。キーシリンダーを取り外して視認すると、やはり、タンブラーの突起が完全になくなっていました。念のため、ハーフタンブラー6枚全て新品に入れ替えておきます。初期型MT-7なので、根元2枚はタンブラー部屋が空室になっています。リモコンキーがあれば、鍵穴を使うこともなく、このようなトラブルは起きなかったでしょう。キーを使用してドア開閉をする乗用車はどんどん減っているので、このような仕事もいずれはなくなると思います。

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