
PR-J HPL-40
昭島市、マンモス団地の一室から鍵の緊急トラブル依頼です。お子さんが木の枝を鍵穴に入れてしまい、鍵が回らなくなったそうです。子供は鍵を持たずに外出して、玄関前でパニックになったんでしょうか、木の枝で鍵穴が回るだろうと考えるのは、何度も出くわしているパターンです。お母さんもがっかりしています。錠はHPDからリニュアールしたHPL-40、キーはPR-J、鍵穴を覗いて異物が確認できません。キーが完全に奥まで入らないので、シリンダー奥の壁に異物ががっつりへばりついています。

HPL-40レバー
とりあえず苦手な左勝手のサムターンを回し解錠します。室内側サムターンの形状及び回転方向は変わらないので、助かります。その後シリンダーをばらしていき、内筒から大きな木くずを取り出しました。タンブラーの損傷もないようで、スムーズにキーが回転するようになります。従来のHPD40KJシリンダーより少し構造が複雑で、組み立て直すのに結構時間がかかりました。外筒側から破錠対策用の超硬ピンやプレートがボロボロ落ちてきます。破錠ホールソも、もはやかなわない構造になっているとよく理解できました。
10月 30, 2013 7:45 PM|
カテゴリー:住宅|
コメント(0)

水圧スイッチ
合鍵屋さん経由で事務所のシャッター錠交換依頼がありました。鍵は数年ほど紛失したままのようです。立ち会ったのは、おそらくビルのオーナーさんです。在庫品のシャッター錠で交換できるかと思ったら、アームの形状が違います。シャッター錠の左には、初めて見る装置が付いています。これが水圧スイッチで、防火シャッターなのだと、同業者に聞いて理解しました。外側には消防ホースをかざす穴があり、水圧をかけるとシャッター錠のロッドが引っ込む仕掛けになっています。鍵屋を何年やろうと知らないことは山ほどあるものです。

文化シャッター
シャッター錠の改造を考えましたが、無理そうです。アームの形状からして特注品なので、即座に交換するとなると、内筒交換しかありません。 シャッター錠を分解して、流用できるパーツは他にないかと、探してみましたが、移植できるのは内筒とフェイスキャップのみでした。長年の油汚れがひどくクリーナーで洗い流して、だいぶスムーズにアームがスライドするようになりました。作業自体は単純ですが、時間がかかりました。
10月 18, 2013 6:00 PM|
カテゴリー:事務所|
コメント(0)

カワサキZXR
久しぶりにカワサキバイクの鍵作成、現場は日野市です。イグニションと燃料タンクの鍵が別々ですが、両方とも紛失したそうです。バイクはZXR250、よくある6枚タイプでした。カワサキは素読みがあてにならないハズレパターンだと、ハマる可能性があります。今回は、素読み通りでラッキーなケースでした。カワサキなのにホンダ並の作成時間で済みました。鍵穴の状態がとても良く、綺麗だったので、かなりツイテます。
10月 14, 2013 4:35 PM|
カテゴリー:バイク|
コメント(0)

廃盤MS錠
八王子のマンションで鍵開けです。年配の女性が旅行中に鍵をなくしたようです。玄関ドアは2ロック、主錠は見たことがない、不思議な楕円形MIWAディスクです。おまけに鍵穴が横向きになっています。施錠しているのは、補助錠のEC NDAの方だということです。ECは4ピンならトライアウトでも開けられるのですが、サムターンを回したほうが断然早い。解錠後、主錠は廃盤で、MSという錠前だとわかりました。日本製でシリンダーとサムターンが一体になっているというのも初めて見ました。

MIWA NDA
交換用の錠セットが販売されていますが、取り寄せになります。補助錠NDAのECシリンダーは廃盤です。在庫のU9 NDAで交換して、この場は引き揚げます。NDAという補助錠も、今ではなかなか見かけませんが、古いマンションでは2ロックとして取付けられているドアも時々あります。回転の悪い部材も、在庫しておかないといけない。主錠の交換は別途お見積りです。
9月 28, 2013 6:06 PM|
カテゴリー:住宅|
コメント(0)

GIKENトイレ錠
保育園のトイレのドアが開かなくなったとの入電、保母さんが閉じ込められているそうです。レバーハンドルを下げてもラッチボルトが引っ込まない、よくあるトラブルです。化粧板がぐらついているのは、力まかせに引っ張ったからでしょう、そのやり方では開きません。外開きだったので、作業はやりやすい。すぐにドアは開きました。ドアの向こうは若いお姉さんが、半泣き状態です。この状態が数十分続いて、恐怖に駆られたんでしょう。真夏だったら、本当に大変です。案の定、ラッチボルトの角芯が壊れています。ラッチのみ交換して終了です。お昼寝時間帯だったのか、すやすや寝ている幼児もちらほら。私の作業をぴったり注視する子もいました。
9月 24, 2013 3:54 PM|
カテゴリー:事務所|
コメント(0)
« 前のページ
次のページ »