ケースハンドルのPR破錠

物置鉄扉11/6/20に解錠した競売マンションの物件、8月に逆マスター対応のPRシリンダーを既に交換しています。販売元不動産からまた連絡が来ました。なぜ?成約したのだが、玄関ドア近くの門扉と物置ドアも鍵交換を要求され、交換が必要になった、というお話です。東村山のマンション通路沿い、玄関から3m離れたところ壁面沿いに鉄扉があります。この物置には気づかなかった。でも毎回作業時には、立ち会った不動産屋さんに「他に交換するところはないですね?」と確認します。売上をupさせるために聞いているのではありません。現場への出動回数が無駄に増えることを嫌うからです。経験の浅い若い社員だと、真剣に受け止めないので、気軽に大丈夫、と答えます。物置の鉄扉はPR 02刻印、施錠されています。これはおそらく玄関と勝手口の同一PRキーだと思います。
ケースハンドル本日は解錠して、キーナンバー指定で発注、後日交換となります。本来は現場出動2回で済むはずなのに、4回出動となりましたね。防火扉などに使われるケースハンドルのLA、チリからサムターンを回せないかとトライします。感触がない。冷静に考えると、2型でしょ。何年鍵屋やってんだ。破錠しかないですね。グラインダーを使えるシリンダーは気楽です。輪切りカットで10分、最速かな。鉄扉を開けると、やはりサムターンはありませんでした。年内の交換は、間に合わないかも知れません。

棒鍵ケースロック見積

旧型PMKたまに仕事をくれる工務店さんから、見積もり依頼。ノブの下にてるてる坊主があると聞きました。玉座ではない?何を言っているのか理解できないので、片道20km、調布の公団マンションへ出動します。昭和40年築、棟の名称がイロハ二ホヘト・・・・とあるのがすごい。玄関ドア錠は、旧型PMK、これは自分たちで交換するんでしょう。誰でも交換できるカギ交換は自分たちで行う。鍵屋に依頼するのは、自分たちで手に負えないか、わからない錠だけですから。ベランダにある公団規格の鉄扉についてある錠は、なんとSHOWA2250と刻印のある棒鍵錠でした・・・当然廃盤。この鍵穴をてるてる坊主と表現したんですね。
SHOWA棒鍵棒鍵と言ってくれれば、通常の価格帯とはぜんぜん違うと回答できたのに。一通り採寸しながら、玉座のHMに交換するイメージ見積もりを行います。業者さんとはいえ、いろいろな加工を考えると\30,000が最低ラインですね。安くあげるなら棒鍵の鍵作を行う手もあります。が、結構作業がやっかいだし、錠ケース寿命が近いようなので、故障でクレームになるかも知れない。加工取付けできちんと見積もったところで、おそらく決まらない。工務店に概算を伝えて、エンドユーザの反応が良ければ、きちんと見積りを出す旨伝えました。うなだれながら帰りのドライブを始めます。今後は、取引先であっても現場写真を取ってもらうようにしよう。鍵交換いくら?という質問は、車を買いたいんだけどいくら?と車屋に質問するのに等しい。でもこれは一般客にも業者さんにも理解してもらえない。無駄足見積もりばかりが続きます。

スズキGSR400イモビ合鍵

スズキ4Dクローンキーほぼ新車のsuzukiGSR400、イモビライザーの合鍵作成、お客さんがバイクに乗って来られました。suzukiバイクの4Dは初めてです。JMAのスズキmotor用ブランクだと、純正キーに比べて首が少し長い。イグニションアンテナからの電波が届かない可能性があります。texas CRYPTOチップはデータの一部が暗号化されています。データコピーが上手くいかず、四苦八苦しました。さらにデータをコピーしただけでは、メーターパネルでイモビマークの点滅が消えません。PC接続してソフトウェアを立ち上げ、ようやく上手く機能させる操作がわかりました。海外製クローニングマシンで、日本に代理店もないと、こういうときに不安になります。
GSR400イモビライザーさて、相変わらず閑古鳥が鳴いています。開業時に比べると、本当に「聞くだけ」電話が増えました。料金聞くだけ、到着時間を聞くだけ、あちこちに電話して比較するのは、もう当たり前。単なる情報収集目的の電話も増えているでしょう。かつては1件の仕事を取るのに、体感的には電話が2本必要だったと記憶しています。現在は電話が5本は必要です。それから、若い人の日本語に違和感を感じることが多くなりました。「カギ開けとかってやってもらったり出来るんですか?」「無料見積もりとかって、出来たりしますか?」この「とか」に何か意味があるんでしょうか?とても回りくどいと感じる表現が増えています。通常の会話においても、ダイレクトに表現することを憚る傾向が強くなっている印象を受けます。

ディンプル玉座交換at日野

SHOWA IS日野市、戸建玄関ドアの玉座交換。実は1年前にも、このお宅でディンプル玉座GMD-500を交換しています。今回はカギを長時間挿しっぱなしにしたのが交換理由です。カギを盗難されたわけではないけど不安だそうです。今回も同じくAGENT GMD-500で交換することになりました。ケースはSHOWA IS、玉座の2本脚が上下になるタイプで、ピッチ50です。2本脚をセットして錠ケースに入れようとしても上手くいかない。なぜ??新品ローズの2本脚ピッチを測ったら51。製品不良です。
玉座ローズ現在付いているローズを移植して、事なきを得ました。通常はピッチ44を使うことがほとんどなので、50の2本脚のピッチずれに気づくことはないでしょう。他社玉座が付いていたら、ケースの穴をちょい削ることになっていたでしょう。これらの玉座は日本製でも、いまや多くがmade in chinaです。さすがシナクオリティ、と納得すると同時に、やはり二流メーカーなのかな、と取り扱い継続を考えてしまう場面でした。

crown金庫ダイヤル解読

crown業務用金庫奥多摩の入り口あたり、なんと築400年という見事な古民家での金庫ダイヤル解錠依頼が入りました。古民家に到着した瞬間、少年時代にタイムトリップした錯覚に陥ります。少年時代に訪れた亡き祖父の家の光景が脳裏で甦ってきたからです。当初伺った内容は「鍵が回らない、高さが50cmくらい」ですが、2回目のお話では「鍵は回る、金庫の高さはもっとある」となります。鍵が回る、回らないの違いは大きい。業務用で間違いないだろうと判断して工具類を車載します。73年製crown業務用金庫、先日鍵屋のマー坊さんに頂いたオートダイヤラーがついに活躍します。セッティングに時間がかかりました。慣れが必要ですね。
金庫オートダイヤラーあとはコンピュータまかせでジージーガラガラ音が響きます。金庫が置いてある部屋の鴨居には、いろんな神社のお札がびっしり、仏間に掛け軸もあります。地元の神社からの感謝状の額縁も多く飾られています。亡くなられたお爺さんは、いわゆる地元の名士だったようですね。八百万の神々に見守られながら、ダイヤル解読作業が完了しました。親族のご希望により、わかりやすいダイヤル番号に無料で変更します。3時間弱の待ち時間中、懐かしの掘り炬燵でお食事まで頂きました。ありがとうございます。

htmlコンテンツ