玄関カギ開け-社員失踪
連絡が取れない社員の安否確認、玄関ドア解錠依頼です。大きな会社だからでしょうか、会社の総務部門と警備員みたいな格好の方やら、3人が現場で待っています。しばらくして警察官が到着しました。そういえば、今年は仏さんに出くわしていません。解錠する前に、最悪の状況が起きている気配を感じませんでした。スコンと解錠した時刻は、すでに夕刻です。臭いも問題なし。
ブレーカーを上げても電気が点きません。長期間電気料金を支払っていないことになります。ライトで照らす1ルームの室内は、足の踏み場がない状態。ゴミではないですが、リビングも通路も、自転車やスポーツ用品など、趣味や遊びに使うものでぎっしり。先週までは通勤していたそうです。でもこの部屋には生活の実態が数ヶ月ない・・・どういうことか鍵屋が詮索しても仕方ありません。つまり行方不明なんですね。最悪の事態が起こっていたら、鍵屋もすぐに帰れなくなる可能性があるので困ります。とりあえず、ドアが開いたままではまずいというので、施錠して引き揚げました。現代社会、心を病みがちな世相なんですかね。