スイッチサムターン解錠
東村山市、2006年式マンション、競売落札空き部屋。17時すぎで徐々に暗くなります。随分日が短くなりました。玄関ドア錠はMIWA本締DAF2ロック、PRシリンダー。サムターンは通常じゃないだろうと、確認します。下は通常、開錠状態。上はスイッチサムターン、施錠状態。ついに改良工具のデビューです。なかなか感触がつかめません。音の響くマンション、さらに02刻印。破錠はもうできる時間帯じゃない。スイッチをきちんと咥えられれば、意外と軽い負荷で回せました。本番初成功、久々にドーパミンがでました。立ち会った不動産屋さんが、このドア開錠の難易度を理解できる人だったので、お褒めの言葉を頂きました。分からない人には、ほんとわからないよねえ。まあ、距離が短かく感触がつかみやすかったこと、さらに運が良かったと考えるべきです。
次は距離700オーバーも克服していこう。師匠は年がら年中これらのドアを開けているんですね。もはや感動もなく日課のような作業なんでしょう。仰るとおり、距離が長いほど、研ぎ澄まされた感覚が求められます。工具があればいいというわけではありません。片方だけ暫定シリンダーで交換して引き揚げます。