ITOKI金庫ダイヤル解読at調布
珍しく、調布市の現場。飲食店の事務室です。ITOKIはホームセーフも製造していたんですね。仲間内に聞くと、ダミー切欠が複数ある金庫に出くわしたことがあると言います。ダイヤルを回すと、DD値は判明する。でも、探り、ブルブル、コード表すべて上手くいきません。久々に穴を開けます。金庫は廃棄するそうです。知ってれば、90分も回り道はしなかったなあ。金庫スコープを使うのも久しぶり。解読し、ドアを開けると、理由が分かりました。DD座のみ1回り大きい、そして4枚座に振動が伝わっても、回転しない。やはりイトーキ、1クセ2クセありました。そういえば先日、同業者が金庫メーカー営業マンと交わした会話を思い出しました。
大震災の被災地で大量に集められた金庫、解錠のために金庫メーカー社員が呼ばれたそうです。自社メーカーの製造番号からデータベースをもとに大量の金庫を解錠したらしい。報酬をもらったのかボランティアなのかは知りません。メーカーならダイヤル番号は即座に分かるでしょう。鍵もその場でコードカットしたのかな?TV映像では、クレーンで金庫を持ち上げて落下させ、破壊するシーンを見ました。このような金庫メーカーの活躍もあったんですね。金庫は耐火性を保証するもので、海水の浸水は保証外です。大切な書類は大丈夫だったんでしょうか。