9年前のU9 HPD30LS
立川市、築古アパート、不動産屋さんから交換依頼。初めて来るアパートだな、と思いながら玄関ドア前で記憶が甦る。これは・・・随分昔、自分が取り付けた気がする。ドアクローザもない薄い木扉、円筒錠から面付箱錠に変更したのは9年前でした。今では廃盤になったHPD30LS、とても重宝した部材だったのに、今では入手できません。円筒錠の付いているドアが、随分少なくなったから?さて、HPD30用の短いシリンダーはないので10mm長い40KJシリンダーで交換します。見た目の違いだけだよね、と思いました。でも交換した後、鍵穴が飛び出す分、破錠しやすくなるかな、などと考えてしまいます。交換する前に気付いた不具合が1点。錠ケースの3点ビスがゆるゆるで、本体が5mm浮いています。当時新米のカギスターはいい加減な取り付けをしたのだなあ、と思ったら違う。ドア枠に隙間を埋めるスポンジが貼られています。なるほど、ぼろいドアだから(失礼)、前の住人が隙間風を遮断しようと貼り付けたんですね。で、収まりが悪くなったラッチを解消するため、錠本体ビスをゆるゆるにしたのも前住人でしょう。ビスをきちんと締めてみます。勢いよくドアを閉めないと、ラッチがストライクに入りません。これを見逃すわけにもいかず、ストライク位置をずらして、対処しました。