PR PGVF703メンテ
マンション敷地駐車場に「業者用」と書いたスペースがあります。年配の管理人さんに事情を伝えれば駐車できるかと思いました。が、なんとも冷たい回答「あー、あそこのコインパーキングに停めてよ」。面倒くさがりのサラリーマン的な管理人、本当に増えてます。イラっと来たので、「もういい」と言って路上に停めたまま、エントランス内に入ります。PRキーの抜き差しに違和感があるそうです。大手デベロッパーのマンションだと必然的に下請けになります。有名どころのマンションは、解錠、交換、メンテナンスすべての発注ルートが決まっています。2000年頃と違い、現在では個人鍵屋に直接依頼が来ることはほぼ皆無となっています。MIWAのプッシュプル錠はPGVF703なので、築3年以内でしょう。PG(F)シリンダーより若干短く、外筒まわりに破壊対策のリングが付いています。ここまで破錠対策する必要はないだろうと感じます。
さて、PR子鍵の差込を確認してみます。たしかに、キーを挿し込む最後の2mmで若干重さを感じる。でも人によっては、気付かないレベルです。正直ちょっと気にしすぎじゃないの?という気もする。今までに何度かクレームで鍵屋を手配している模様。PRシリンダー2個とも分解洗浄します。差込時の抵抗感がなくなりました。以前にも業者に洗浄してもらったが、半年ほどで、抜き差しに違和感が出てくるとのこと。どうも不良品だとか、部品の損傷・磨耗じゃないかと思っているようです。ここは、お客さんに考え方を変えてもらうしかない。精密すぎるゆえに、この鍵は定期的にメンテナンスをしなければいけない旨、伝えます。鍵屋のように分解洗浄する必要はありません。相変わらず、PRシリンダーの洗浄は、鍵屋にとって一定需要のある仕事です。