エンジンドア錠の修正
西東京、オープンしたばかりの銀行支店。本日仕事納めなので、今日中に解決するよう指示が出ている。建設会社ルート、ひ孫受け。そのためか、情報錯綜、具体的な不良現象がはっきりしないまま出動。自動ドアのエンジンドア錠DGのシリンダーがおかしいらしい。到着すると、すでに自動ドア屋さん、ナブコのエンジニアお二人が待っている。自動ドア着脱となれば、彼らに手伝って頂く体制。手前の自動ドアがDG、これは問題ない。内側の自動ドアTRT、これがトラブルでした。MMシリンダーもサムターンもポロリと落ちている。年末なので、行員さんが本日初めて施錠確認したら、このような事態になったらしい。
シリンダー固定のツメが出ていない。脱落するの当たり前。ところがイモネジ、廻らない。新品なのにプラス溝もつぶれかけ・・・これは新規施工時の取付不良ですな。サッシ屋さんはよくインパクトドライバを使うが、こういうねじに使ってはいけない。多くの作業を短時間でこなすため、インパクトを使い、ガンガン作業したのか。シリンダー固定も確認せずにやっつけ仕事ですか。ドライバーとハンマー、それにねじはずしを使う。切欠穴からは潤滑剤注入。30分かけても廻らない。もう、自動ドア外すか・・・しかし修正不可能となれば、ドア着脱の意味がなくなる。TRTの新品錠ケースを持っている同業者はいるのか?レアすぎる部材、どこに電話してもNG。いずれにしろ金融機関だから、15時まではドア着脱不可能。それまで粘って作業、15時前にイモネジ廻る。シリンダーとサムターンを固定できました。執念が実ることもあります。