RX-7タンブラー組替
若いお客さんがRX-7(FD3S)の車を持ち込んできました。中古で購入したときから、運転席のみ別のカギなので、イグニッションと同一キーで廻るようにしてほしいとの依頼です。10年くらい前だったと記憶していますが、マツダのキーシリンダーには弱点があり、車上あらしに集中して狙われた時代がありました。その時代に、キーシリンダーを破壊され、運転席のみ交換したのかも知れません。RX-7の鍵穴は他車では見たこともない位置にあります。ドアの上、ウインドウの後方にある理由は、車高が低いからでしょう。ドア内張りを剥がさなくても、簡単にアウターハンドルを外せます。
シリンダー固定金具を外し、分解して内筒を抜きます。ドアキーの配列とイグニッションキーの配列を確認します。タンブラーを入れ替えて、イグニッションキーでも回せるようにしました。かつてあこがれていた、FD3S。今はだいぶ中古車相場もこなれているそうです。時代の流れでしょうか、スポーツカーに乗りたいという若い男は、だいぶ減っていますね。