マーク2カギ閉じこみ

GX100マーク2青梅インターそばの大型ホームセンターでインロック。一昨日はインプレッサ、同じ駐車錠です。携帯電話も閉じ込めたとのこと、連絡が取れません。広大な駐車錠を巡回しながら依頼車を探しますが、見つかりらない。ひょっとして2Fか?と思い、屋上へ登ると見つかりました。どうやら情報伝達が不完全ですね。保険会社か、ロードサービス会社、どこかで情報が欠落している。お客さんは、「2F駐車場だと伝えた」らしい。こういったことが原因でタイムロスが5分、10分と経過していくのは、よくあることです。VIP系カスタムかと思ったら、タイムトライアル用にチューニングしているGX100でした。GX100までは、ハーフ382シリンダー、動きが悪い。無理にピックしてハーフの状態がおかしくなることを心配。一度リセットして、クリーナを吹くと、簡単にピックできました。やり方を少し変えるだけで、解錠時間が大きく変わることは何度も経験済み。気持ちをニュートラルにして鍵穴もニュートラルにする、これ大事。
インプレッサ一昨日のインプレッサはH19年、刻みキーで助手席に鍵穴がないタイプでした。助手席に鍵穴があれば、すぐ終わる。運転席鍵穴だと、解錠方向がピックしずらい方向です。過去には何回か鍵作開けでてこずっており、苦手意識があるタイプ。簡単にピックできる施錠方向へピック、イメージを脳裏に焼き付けます。このイメージ通りに解錠方向へピックします。それでも10分くらいかかりました。車で10分というと、かなり長く感じます。大はまりした気分です。解錠方向だと、ピックが決まりずらい理由が少し分かりました。鍵屋歴10年オーバーでも新しい発見があるなあ。同じくalphaが製造している日産車だと、解錠方向が逆で、とてもやりやすいのに、と思います。

RAV4キー閉じこみ

RAV4あきる野市、3年落ちのRAV4インロック。パッと見、RAV4は随分スタイルが変わった。立会人はオーナーのお母さん。随分若く見える。鍵穴を覗く。あれ、ウェーブだ。刻みキーでなくなったんですね。このロードサービス会社では、内溝だと、料金upでお客さん負担金が少し発生するのではなかったかな?そんなことをお客さんにぼやきながら、ロードサービスに確認TEL。電話が繋がるまでの間、お母さんに文句を言われる。「滅多に依頼しないんだしさあ、無料でいいんじゃないのー?何のために保険入っているか分からないじゃん・・」いや、それは私が決めることではない。だから電話で確認している。ソフトな口調の中に、”権利者意識の肥大化”を感じ取る。戦後無批判に受け入れてきた、アメリカ流の民主主義によって、多くの人が実は洗脳されているのではないか。日本的なるもの、が溶解しているのではないか。私も含めて、一度すべてを疑う必要がある。幸い、解錠作業は無料だとの確認が取れる。大衆車でも内溝キーが増えており、無料サービス範囲が拡大したんでしょう。
カギスターとしては、内溝の方が楽。おまけに単価が高くなるので、なお嬉しい。古い高級車のトヨタ内溝ウェーブshortは、ピックしても一度引っかかり、再度ピックすることが多かった。引っかかったタンブラーを戻すのに、てこずることもあった。これは、内筒の回転20度くらいで、すぐに集中ドアロック解除音が出る。楽だね。先日解錠したノアも内溝で同様でした。トヨタ車の大部分、ダイハツ系以外は、内溝キーが標準になるんでしょうか。現時点では、一応”特殊”といった扱いですが、そのうち”一般キー”扱いになるのかな。

festivaコード作成

フェスティバ珍しく、車持込での依頼。厚木市の遠方からわざわざ来られたそうです。運転席ドアのカギが不調でタンブラー入れ替えをお願いしようにも、あちこちで断られたとのこと。シリンダー交換しようにも、メーカーではパーツ供給も終了しているそうです。マツダと聞いていましたが、20年落ちのFORD festiva。確かに、マツダが生産していた車です。 純正キーの刻印はFORD,確かに開錠方向に廻ったり廻らなかったりする。キーを差し込んだときの遊びが大きい。鍵穴を覗いて見ると、片側7枚。タンブラーの磨耗が原因とは考えにくい。磨耗するなら、キーの可能性が高い。さらに、このタイプのタンブラーは持っていません。マツダは古い車でも11枚カットしか遭遇したことがない。FORD純正キー純正キーはストッパーがなく、先端あわせ。キーナンバーで調べると、確かにM326・M336で配列は一致する。M版ブランクはストッパーあり、差し込んだときの遊びがかなり小さい。頭が混乱してきたので、インプレッションでピッチを取ってみる。さらに、データで7枚分をカット。純正キーの幅が0.1狭い。車のシリンダーなら0.1程度の誤差、大丈夫だと思います。が、実際カットしたキーはスムーズに廻る。タンブラーの動きが遅いので、長年の油分やゴミほこりも影響か。パーツクリーナーで洗うと、さらにスムーズになりました。このシリンダー、ヨーロッパで生産していたようです。シリンダーのつくりがいい加減なのかなあと思いつつ、20年分の汚れや磨耗も合わせて複合的な原因でしょうか。お客さんは満足しています。この車、マニュアル車でした。すげー・・・毎年、あちこちパーツ修理代をかけながら、乗り続けているとのこと。相当愛着を持って乗り続けていることに、共感を覚えます。これが本当のエコなんじゃないのかな。ハイブリッドに買い換えることだけがエコじゃない。下取り車を膨大な鉄くずにするよりもいい。

マークⅡクオリス解錠

マークⅡクオリスロードサービスより、立川市で15時過ぎ、インロック。99年式、マークⅡで唯一のFF車。久々にハーフ382に出くわした。5年前なら、しばしば対面、過去に100台以上は解錠してきたと思います。ハーフタンブラーのデプスおよび状態によって、当たり外れがあります。2分ほどで解錠。お客さんがアパート玄関から出てきました。結構時間がかかると思って、10m離れた自宅に戻っていたようです。聞くところによると、午前中に大手鍵屋チェーンを呼び、30分かけて開かず。お客さんの用事があるので時間切れとなった模様。午後になって冷静になり、無料ロードサービスがあることを思い出したそうです。お客さんとしては\13,650という少しぼったくり気味の料金を払うことなく、解決したので喜んでいます。
382ハーフ鍵屋として、同業者がハーフ382を30分で開けられなかった、と聞いただけでは何も言えません。当たりハズレや状態の良し悪しがあるからです。しかし、今回同じ車をピックした鍵屋として言えることがあります。”これで30分かけてちゃマズイよ”それに”ハズレでも30分あれば鍵作しながら開けられるよ”。その鍵屋さんのセリフ、「これはピッキング対策した特殊なカギで・・・・」ま、ハーフは少し特殊、なのかな。お客さんにとっちゃ、どうでもいいことのような気がする。そういえば過去に地元でグランビア、ハーフ382の解錠をした現場を思い出しました。お客さんが言うには、直前にギブアップした鍵屋が一生懸命差し金を使いながら「この地域じゃ、これを開けられる鍵屋はいない」とのたまっていたそうです。今時のトヨタ車で差し金使うって、何?差し金対策バッチリだし、リスクあるよ。20世紀の鍵屋?開けられないなら、素直に負けを認めよう。そんな捨て台詞言うな。みっともないよ。

デリカのインロック解錠

デリカスペースギア年末年始に休暇を取った。5年以上まともに休んでいなかったので、精神的に良いリフレッシュになりました。例年通り、1月なので仕事はスローペース。今年はまだ”開け”しかやっていない。毎年1月は交換需要がかなり少ない。時節の波を体得しているので、あまり不安はない。夕刻、デリカスペースギアのインロック。車の流れが多い。路肩に停めており、歩道がある助手席でピックした方が安心かも知れない。でも三菱なので、運転席の方がやはりサクッと終わるだろうと考え、運転席ドアをピック。20秒以下で完了。お客さんが、私の工具や仕事内容に、すごく興味を持っている。いろんな質問をしてくる。興味本位で聞いてくる人が大半なので、いつもは適当に二言三言しゃべって終わり。ところがこの人、随分真摯に鍵屋の世界を知りたがる。話のリズムがよくなり、10分ほど本音ベースで実情をお伝えした。聞くところ、この方、私と同じ自営で10年選手。車の板金整備をやっており、商売が厳しい実情から、バイクのカスタムなども手がけているという。どおりで、と思う。質問の視点がサラリーマンではないな、と感じるのです。情報は出せば出すほど入ってくるという。彼から新しい視点を頂いたのかも知れない。

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