事務所

玉座の分解洗浄

立川駅前
立川駅前ビックリカメラ、10時前。開店前の人だかりを見ると、不景気であることを感じません。依頼元はビックリカメラの上階のテナント店舗です。鍵が廻らないことがあるとのこと。軽バンはタワーパーキングには停められない。近くのコインパーキングに停めました。有料パーキングに停めるのは月に数回です。金額は知れています。都心で繁盛している鍵屋さんだと、月額数万円かかる人がいます。固定支出になってますね。ビックリ。
U9玉座
開店と同時に突入、エレベーターに乗る。事務所ドアの錠は、U9 145HMでした。玉座を分解洗浄して、10年分の汚れを流します。鍵がスムーズに廻るようになりました。一昔前と違い、メンテナンス需要が一定数ありますね。シリンダーの精度が上がったため、壊れるまでノーメンテナンスというわけにはいきません。そういったシリンダーが標準になっています。涼しくて快適な現場でした。この後2件目3件目でダラダラ汗をかく。少し夏バテ気味・・・。

店舗4枚引戸の錠交換

4枚引戸
テナント入居が決まった店舗の入り口は4枚引戸。召し合わせ錠が二つあります。鍵は紛失して1本もない状態ですが、同一キーでしょう。召し合わせの2個同一というのは初めてで、どのメーカーも納期がかかってしまうので、不動産屋さんの要望に応えられません。WEST355が唯一、2日で納入できましたので、今回はこの召し合わせを取り付けます。
WEST引違錠
勝手口の玉座交換とあわせて1時間かからないかと思っていましたが、見込み違いでした。引戸の建てつけずれがひどい。真ん中の引戸チリが上部で0mmなのに下部で10mmもあります。レールが沈んでいるのか、サッシが変形しているのか。枠側に切欠を広げつつ、トライアンドエラーを繰り返します。何とか施解錠の許容範囲の位置で固定します。引戸は建てつけの良し悪しで作業時間が大きく変わるなあ。

換気ロックできる内締錠

通用口鉄扉
駅前にあるラーメン屋さんの裏口ドア。写真のように、営業中は換気のためにドアをいつも少し開けています。先日、なんとこの状態で、犯人が侵入し、ドア近くにぶら下げてあった鍵を盗んで走り去ったのです。随分大胆な犯行です。急遽玉座を交換しました。
ステンレスアームロック
今日はアームロックの取り付けです。換気のためにどうしても、ドアを開けておきたい。さらに、外部から自由に侵入できないようにしたい。この要望に応えられる商品は、私の知る限りステンレスアームロックだけです。本来はドアガードを取り外して交換する商品です。まずはドアガードをあてがってビス位置を確認します。受け金具と本体のビス穴を開けます。アームロック本体は通常2点ビス固定です。しかし明らかに、一般住宅のドアより重量級。1サイズ大きいビスをねじ込み、さらにもう2点ビス固定します。ご覧のようにドアと枠の隙間が50mmほどある状態で固定できました。

シャッターの鍵が廻らない

文化シャッター
店舗入り口シャッターの鍵が廻らないと言われ、車に乗り込みます。鍵があるのに廻らないという依頼は、向かっている途中でキャンセルになることが多く、あまり好きではありません。八王子駅近辺の商店街に到着、キャンセルは回避できました。鍵穴を覗いても異物はなく、破損もなく、いたずらではありません。文化シャッターのよくある刻みキーです。潤滑剤も効果なし。ピックした後の操作がうまくいかず数回空回り。解錠した後、鍵を差し込み、動作を確認します。あれれ、何の問題もなくシリンダーは回転します。原因がさっぱりわかりません。ロッドの動きが固かったのかな。飲食店の開店準備なので、慌しく荷物の搬入が始まりました。作業スペースもないので、分解点検することなく、とりあえず様子を見てもらうこととなりました。

MIWAディスク鍵抜き

自動施錠MM
ラブホの自動施錠のシリンダーはMIWAディスク。折れた鍵が中に残っています。いつもはドアが開いた状態で依頼されるのですが、今回はドアが閉まっています。しかも、折れた根元側の鍵は捨てた、と言われます。幸いなことに折れ鍵はシアラインがそろう位置にあり、手前のタンブラーをピックすることで内筒を回転させられました。折れ鍵が本来の位置より奥まで移動していたら、厄介な作業になる可能性がありました。ドアを開けた後に、シリンダーを取り外して、内筒を抜き出し、鍵を抜きました。
H248折れ鍵
この現場の終了後に、店舗の解錠依頼が入っていたので、急いで作業を完了させようと力んでいました。でも、キャンセル電話が入ったので、のんびりモードに切り替えます。相変わらず鍵屋はキャンセルの多い職種です。夕方には、車の鍵紛失で出動体制に入るや否や、鍵が見つかったとの連絡です。これほどキャンセルの多い職人仕事はないでしょう。出動前のキャンセルだから、がっくりくることはありません。心配なのは、こういった電話が連発すると、仕事の流れが悪くなることです。心理的にも(またキャンセルじゃないのか?)という気持ちになると、急かされることに抵抗を感じることがあります。だから、そもそもこういう電話自体入って来て欲しくない、という心理が働きます。

htmlコンテンツ