MIWAディスク鍵抜き
ラブホの自動施錠のシリンダーはMIWAディスク。折れた鍵が中に残っています。いつもはドアが開いた状態で依頼されるのですが、今回はドアが閉まっています。しかも、折れた根元側の鍵は捨てた、と言われます。幸いなことに折れ鍵はシアラインがそろう位置にあり、手前のタンブラーをピックすることで内筒を回転させられました。折れ鍵が本来の位置より奥まで移動していたら、厄介な作業になる可能性がありました。ドアを開けた後に、シリンダーを取り外して、内筒を抜き出し、鍵を抜きました。
この現場の終了後に、店舗の解錠依頼が入っていたので、急いで作業を完了させようと力んでいました。でも、キャンセル電話が入ったので、のんびりモードに切り替えます。相変わらず鍵屋はキャンセルの多い職種です。夕方には、車の鍵紛失で出動体制に入るや否や、鍵が見つかったとの連絡です。これほどキャンセルの多い職人仕事はないでしょう。出動前のキャンセルだから、がっくりくることはありません。心配なのは、こういった電話が連発すると、仕事の流れが悪くなることです。心理的にも(またキャンセルじゃないのか?)という気持ちになると、急かされることに抵抗を感じることがあります。だから、そもそもこういう電話自体入って来て欲しくない、という心理が働きます。