バイク

スズキaddressV鍵作成

十字架最近だいぶ日が長くなりました。小平市、キリスト系私立学校の敷地内にあるスクーターの鍵を作成します。寮の部屋が火事となり、カギが見つからないそうです。2Fから飛び降りた学生が1人骨折したそうです。重症患者はいないとのこと、不幸中の幸いです。スクーターはsuzukiアドレスV50、バイク鍵作は久しぶりです。5枚タンブラーの適合ブランクは、M428でした。
suzukiアドレスイグニションの段差が分かりづらい。幸運なことに、シートの鍵穴があり、しっかり判別できます。イグニションでも回るように修正して、完了です。若いうちに全寮制の学校生活を送るというのは、とても良い人生の糧になるんじゃないでしょうか。この後は、ヤマハJOGのカギ紛失作成現場に向かいました。不思議と重なるものです。

ヤマハVOXカギ紛失at多摩

ヤマハVOX多摩市の駅前駐輪場、ヤマハvoxのカギ紛失です。過去にVOX鍵作製で時間がかかったことがあります。鍵穴をきちんと覗けないのが原因でした。このスクーター、ステアリングが邪魔してイグニション鍵穴に頭を近づけられない。鍵穴をきちんと覗けるかどうかで、作業時間が大きく変わると悔しい思いをしたものでした。やはり今回も通常のスコープでは厳しい。タンブラーがおぼろげに見える位置だと、斜めになるので高さ読みに不安あり。
yamahaイグニション今はボアスコープがあるので問題ありません。倍率を上げて、鍵穴と平行に覗ける位置で7枚段差を読みます。駐輪場のおじさんが興味津々で車内のキーマシンやらを見つめています。首長ロングのブランクで鍵作はすぐ完了しました。yamaha VOXはシート下の収納容量が通常のスクーターの2倍くらいあります。多少買い物をしても、シート下に収納出来そう。シャッターキーは、やはり作らなくてよいとのこと。今年初のバイク鍵作でした。

モトグッチImola鍵作

silca Af7Ap八王子、今朝の気温は2度くらい。例年より随分寒い気がします。MotoGuzziの鍵作は初めてです。イグニションシリンダーの接点が劣化しており、ランプが点いたり点かなかったりで、バイク屋さんから中古パーツを譲ってもらったそうです。この中古シリンダーの鍵作を行います。30年前と言うので、手こずるようなことはないでしょう。問題はブランクがあるかどうか。鍵穴は中心からずれています。ヨーロッパのバイクはこういうのが多いですね。FIATのsilcaブランクが合致しました。K版でも対応ブランクがあるようです。シリンダーは車体に取り付けている状態の方が、インプレッションはやりやすい。シリンダーを強くバイスで固定すると、ボディが凹みそうな感じ。かといって緩めに固定すると、キーブランクを揺すっても傷が出にくい。
モトグッチV35Imola片側刻み6枚タンブラーのピッチマークを取ります。外車デプスデータが見つかったので、素読みで読んだ配列をカット。ホンダバイクなみに簡単に完了してしまいました。V35Imolaというバイク、国産とはかなり違うエンジン音だそうです。早速お客さんがイグニション取替え作業を始めていました。

スズキGSR400イモビ合鍵

スズキ4Dクローンキーほぼ新車のsuzukiGSR400、イモビライザーの合鍵作成、お客さんがバイクに乗って来られました。suzukiバイクの4Dは初めてです。JMAのスズキmotor用ブランクだと、純正キーに比べて首が少し長い。イグニションアンテナからの電波が届かない可能性があります。texas CRYPTOチップはデータの一部が暗号化されています。データコピーが上手くいかず、四苦八苦しました。さらにデータをコピーしただけでは、メーターパネルでイモビマークの点滅が消えません。PC接続してソフトウェアを立ち上げ、ようやく上手く機能させる操作がわかりました。海外製クローニングマシンで、日本に代理店もないと、こういうときに不安になります。
GSR400イモビライザーさて、相変わらず閑古鳥が鳴いています。開業時に比べると、本当に「聞くだけ」電話が増えました。料金聞くだけ、到着時間を聞くだけ、あちこちに電話して比較するのは、もう当たり前。単なる情報収集目的の電話も増えているでしょう。かつては1件の仕事を取るのに、体感的には電話が2本必要だったと記憶しています。現在は電話が5本は必要です。それから、若い人の日本語に違和感を感じることが多くなりました。「カギ開けとかってやってもらったり出来るんですか?」「無料見積もりとかって、出来たりしますか?」この「とか」に何か意味があるんでしょうか?とても回りくどいと感じる表現が増えています。通常の会話においても、ダイレクトに表現することを憚る傾向が強くなっている印象を受けます。

原付鍵作と就職相談at立川

横倒しスクーター立川駅南口近くの駐輪場、数台の自転車・バイクが将棋倒しになっています。倒れた自転車を起こし、お客さんのスクーターを移動させます。横倒しのスクーターも起こそうとすると、セキュリティアラームが発報。うるさいので後回しにします。honda Dioの鍵作製、作業中通りがかった心優しきサラリーマンも横倒しのスクーターを起こそうとしていました。やはりアラームにびっくりしてやめました。鍵作製は5分で完了、珍しくシャッターキー作成も依頼となりました。シャッターキーがなくても、誰でもシャッターを閉めることができるタイプです。そうでなければ依頼にならなかったでしょう。
ホンダDio美少年のまじめな学生さん、鍵屋の仕事に結構興味を持っています。来春卒業なのに、就職先が決まらない、職人的な仕事も候補に入れたい旨の話が出てきます。若い人は本当にかわいそうな時代です。大学を出ても時給800円のフリーターも多い時代、経済的に自立するのは厳しい。仕事は単なる経済行為ではありません。仕事がなければ、自分の社会的存在意義を感じにくくなり、人間的成長の機会にも恵まれない。鍵屋の仕事内容やら、私の独立経緯などをお話します。他の職人仕事と違い、給料を貰いながら、経験を積むという場がほぼない仕事です。だから、未経験で独立するケースがほとんどじゃないでしょうか。だから私は数年間深夜のバイトで食いつないで、底辺を這いずり回りました。しかも一人で完結する孤独な商売なので、心情を共有できる人もいない。開業同期組のほとんどは、経済的にあるいは精神的に折れました。ほとんどの鍵屋は自営レベルで、雇用を生むほどの市場はありません。しかも今後はカギ業界にも明るい兆しはありません。鍵屋に興味があるとしても、まずは社会人経験を積まなければいけないよ、と伝えます。職人的な仕事が好きなら、きちんと雇用してもらえる職種を選んだ方がいい。職人としての技術ベースは、鍵屋に転向したときも活かされるよ。うーん、就職相談の時間の方が断然長い現場となりました。

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