モトグッチImola鍵作
八王子、今朝の気温は2度くらい。例年より随分寒い気がします。MotoGuzziの鍵作は初めてです。イグニションシリンダーの接点が劣化しており、ランプが点いたり点かなかったりで、バイク屋さんから中古パーツを譲ってもらったそうです。この中古シリンダーの鍵作を行います。30年前と言うので、手こずるようなことはないでしょう。問題はブランクがあるかどうか。鍵穴は中心からずれています。ヨーロッパのバイクはこういうのが多いですね。FIATのsilcaブランクが合致しました。K版でも対応ブランクがあるようです。シリンダーは車体に取り付けている状態の方が、インプレッションはやりやすい。シリンダーを強くバイスで固定すると、ボディが凹みそうな感じ。かといって緩めに固定すると、キーブランクを揺すっても傷が出にくい。
片側刻み6枚タンブラーのピッチマークを取ります。外車デプスデータが見つかったので、素読みで読んだ配列をカット。ホンダバイクなみに簡単に完了してしまいました。V35Imolaというバイク、国産とはかなり違うエンジン音だそうです。早速お客さんがイグニション取替え作業を始めていました。