ノンタッチカードキー紛失
夕刻、お付き合いのある管理会社から緊急出動要請。「カードーキーをなくしたので至急来てほしい」との依頼です。どういうカードキーなのか、まったく電話口では分かりません。誰かに拾われたら大変だ、と心配しています。国分寺市、開業医院の従業員通用口ドア。見たことない受信器が入り口にあります。院内に入って、制御器を見ます。ARTECSと書かれた機器は電気錠の制御盤。見たことない。その下にMIWAのノンタッチキーの制御器があります。要はなくしたカードキーのみを使えなく出来ればいいわけです。管理会社の重役が立ち会います。病院の院長夫人?が取り扱い説明書を見つけ出しました。
MIWA ノンタッチキー制御盤NTU-001の操作方法がきちんと書かれています。カードは8枚まで登録できます。登録しているか否かは、8色のランプ点灯で確認できます。残っているカードキーがどの色に対応しているかが分かれば、なくしたカードキーに対応するランプの色が分かります。その色のみ抹消手続きをすればいいわけです。つまり、家電製品の操作と同じように、誰でも出来ます。てなことを説明し、私が出張した意味は、もうなくなりました。「ごめんねー出張料だけでも後で請求してよ」と言われ、そそくさと退散します。一見さんはともかく、取引先に出張料のみ請求というのは格好悪いので、遠慮させて頂きます。こういった、一通り確認してから緊急出動要請してもらいたい、ということはよくあります。しかし鍵のトラブルというのは、明日でもいいですか、というわけにはいかない。焦っている人が多いので、現状を冷静に確認せず、緊急要請されることも多いですね。仕事柄、仕方ありません。