00yジャガーXJインロック
八王子、2000yジャガーXJのインロック。ついに来たか。インロック実績2000件以上なのに、なぜかtibbeキーは初めて。久々にアドレナリンを分泌させながら現場へ向かう。23区の同業鍵屋さんに聞くと、何度も出くわしている。多摩地区はjaguarのタマ数が圧倒的に少ないのかね。たしか、開業2年目に一度問い合わせがあった記憶あり。工具もないので、断った経緯があります。六角鍵穴を覗く。やはり旧型8枚か。ムカデpickが使えない。made in USAの専用解錠工具を使う。数年前に購入して、現物シリンダーを研究、コツと理論をつかんだはず。でも、完全に忘れていました。3段差タンブラーのピック時の回転角度、そして戻し方。試行錯誤しながらもミソとなるポイントをようやく思い出す。解錠完了、60分。年中やってりゃ、5分くらいで出来るんだろうね。
お客さんにインロック解除用にと合鍵を依頼される。このタイプ、合鍵マシンを持っている鍵屋さんは滅多にないでしょう。カギスターも専用マシンを持っていない。tibbeキー用安物バイスは事務所に置いてけぼりだった。手彫りの不細工キーでもいいというので、純正キーを見ながら、しこしこ削りだす。4面あるので、結構時間がかかる。本当に不細工だけど、精度の低いシリンダーなので何とか廻る。イグニッションを回したら、エンジンがかかりました。2000年ジャガーなのに、イモビ付いていないんですね。カギスター未経験リストが一つ減ったのは嬉しい。locksmith人生を終えるまでに、経験しなきゃいけないことがまだ沢山ある。