MM錠ケース脱落事件

工場の鉄扉先日シリンダー交換見積もりを行った、あきる野市にあるメーカーの製造工場。U9LA2個、U9MM1個、同一組替したシリンダーを持ち込み本日交換。工場の通用口鉄扉3箇所、20分あれば終わるはず。MMの錠ケースはぐらつきがひどい。ケース固定ビスが下側しかないね。とりあえず、シリンダー、サムターン、ノブを外して状態を見てみよう。で、ノブを外した瞬間、ドーンと衝撃音。何が起きた?錠ケースがドア内部に落ちた・・アリエナイありえない。ツイテナイついてない。これ、異常事態ですよ。カギの神様の仕打ちはひどい。溶接された裏板の片方だけが活きていると思っていたんですが、この溶接も外れたんですね。フロント切欠からドア底部まで1m以上か。最悪ドア底部を切断することまで考える。
ケースフレ止めケースは重いので、マグネット吸着では引き揚げ不可能。ライト、マグネットピックアップ、車の差し金等いろんな工具を駆使して、1時間でケースを引き上げる。お客さん「そんな大きいものがドアの中に入っているんですね・・」。あーそうさ。ばらけた部品はマグネットで吸着する。ケースフレ止め部品が全部ばらけてしまった。フレ止めはなくても、施錠解錠に関係はない。だけど、立ち会った人もエンジニアだから気にしている様子。試行錯誤のフレ止めメカニズム組み立て。90分経過。ようやくフレ止めを元通りに組み立て、ストレート段付金具をフロント上下に取り付け、ケースをガッツリ固定。シリンダー交換見積り料金+段付け金具加工代金を頂きます。心情的には一番時間のかかった脱落ケース回収代をもらいたい気分です。ケースが脱落すること自体、異常事態なのに、理解してもらえたのかな。次の現場予定が入っていたら、結構テンパッていたでしょう。今後の教訓、ケースぐらつきがひどい場合はケース固定ビス穴にドライバーでも突っ込んでおく。

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