おでかけサムターンがない

TOSTEM UR府中市、代金納付済み競売戸建。ナビで住所を検索できなかったから、築浅でしょう。敷地内のガラクタ、荒れ果てた雰囲気、ポストに充満したチラシ、長らく生活感のない淀み感。経験上、一目でこの物件だろうと確信。一応不動産屋さんの図面も確認。玄関はよくみるTOSTEM UR2ロック。このタイプ、ベージュとゴールドは常時在庫しています。ブラックは珍しい。東京多摩地域だと、ベージュが圧倒的に多いです。以前、大阪圏の鍵屋さんに聞いた話では、ゴールドが圧倒的に多いとのこと。地域によってユーザーの好みが違うのでしょうか。ブラックのカラーは活かしたいので、破錠はやめる。内筒だけ抜くのも面倒。1F腰高窓を攻めてみる。築浅の腰高窓、築古の戸建とは、縦横比が違ってきている。縦長が多い。これは、解錠工具対策か?といつも思う。両端の飛び出た枠が邪魔。上手くいかない。
2Fベランダ伸縮はしご、また登場。ベランダAを攻める。わけあって撃沈。はしごの位置を変えて、ベランダBに突入。さくっと解錠。今後は、ピッキング工具より、はしごの方が使用頻度が増えそう。玄関へ降りていく。下側の本締錠には、TOSTEMが開発した、お決まりのおでかけサムターン・・・がない。室内側からばらして、デッドを引っ込める。玄関ドアを開けるのに余計な手間がかかる。シリンダーボディを移植して、2ロックは交換終了。着脱式キーの、おでかけサムターンを、あちこち探す。見つからないのは初めて。仲間内に聞くと、タンブラーは数枚だけど、H248タイプではないらしい。仮に作ったところで、販売したお客さんにメタルキーをサムターンとして渡すのは、通用しないかと思う。工務店の職人さんが、リフォームのための見積もりおよび寸法取りをやっている。残置物を片付けるのも工務店らしい。まずは、おでかけサムターンとはどういうものかを職人さんに説明。そして、お願いする。「片付けの際に、キーヘッドが樹脂製の、おでかけサムターンを真剣に探してください」おでかけサムターンは室内側ユニットとして取り寄せることができるらしい。見つからなければ、取り寄せて交換します。

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