店舗自動ドア鍵折れ

自動ドア着脱電話の内容は「鍵が折れたので、店舗のドアを閉められず、帰宅できない」。立川市のクリーニング屋さん。普通の開きドアかと思っていたら、自動ドア。時間のかかる作業になるかも知れない。鍵穴は地面と同じ高さ。地べたに顔を擦り付けながら、鍵穴を覗く。WEST4ピン。折れた鍵が食い込んでいる。キーウェイに隙間なし。30分悪戦苦闘。鍵穴からの取り出しをあきらめる。このまま1時間やっても抜けないと思う。早い見極めが大切。時刻、22:30、お客さんの了承を得て、自動ドア着脱することにします。そもそも自動ドアの着脱自体、10年間で5回ほどですから、少ない方だと思います。不動産顧客が少ないからでしょう。交換よりも、こういったトラブルのほうが多い。夜間に自動ドア着脱をするのは初めてです。外したドアを床面に寝かせて、シリンダーを外す。折れた鍵をするっと抜きます。錠とシリンダーの動きはスムーズです。どうやら、鍵をきちんと奥まで入れずに、力ずくで回したんじゃないかな。日付が変わる前に完了しました。
WEST4ピン最近は、鍵業界もデフレ気味。電話口で安い料金を伝えて、受注確率を上げようとする鍵屋もいます。ところが、今回のような現場もあり、うかつに安い料金を回答することはできません。カギスターは、安い料金を信じきった顧客との、現場での衝突を嫌います。電話口で完全に状況を把握するのは不可能なので、料金に幅を持たせる回答は必要。普通の開きドアと自動ドア着脱では、技術料金がまったく違います。ミニマム料金を伝える鍵屋さんだと、現場で料金を取り上げることに躊躇しません。最悪の事態を想定して、いつもmax料金を伝えるスタンスだと、お客さんも引いてしまいます。電話でのちょっとした回答の仕方が、依頼につながるかどうかの分かれ目になることもあり、難しい時代だと感じることがあります。大手鍵屋グループだと、元スチュワーデスを電話オペレータの研修講師に迎えていると聞きます。料金の高さをコンシェルジュのような丁寧応対でカバーするやり方もあるようですね。

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