おばあちゃんと金物屋へ
夕刻、地元の団地のおばあちゃんから電話です。集合住宅ポストに付けた南京錠の鍵をなくしたらしい。5分後、車の運転中、またおばあちゃんから電話です。キャンセルかと思ったら、また依頼の電話。軽く痴呆が入っているのでしょうか、さきほど依頼したことを忘れているようです・・・大丈夫か?10分後に到着、小さな南京錠の解錠作業に入ります。鍵穴がかなり小さく、ピック作業に若干てこずります。南京錠が外れたところで、おばあちゃんから新しい南京錠を売ってほしいと言われました。在庫の南京錠ではシャックルの径が太くて、金具の穴に入りません。
通常は、ここで
「ホームセンターなどで買ってください」となるのですが、おばあちゃん、大変困っている様子。見たところ80代以上でしょうか、一人暮らしで、歩く姿もおぼつかない。予定も入っていないので、助手席に乗せて金物屋まで南京錠を買いに行くことにしました。以前購入した金物屋はきちんと覚えていますが、1km離れた駅前のお店となると、おばあちゃんの脚では、買い物に行くのも一大事。ばあちゃんの行動半径は想像以上に小さい。Made in CHINAの南京錠が\210で購入できて喜んでおります。解錠料金を頂いて別れ際、
「わたし、料金払いましたか?」
と言われたときは、本当に心配になりました。このご時世、悪徳業者に狙われたら、食い物にされますな。