玉座の暴力破壊
電話で聞いた内容は「鍵が開かなくて、警察官が立ち会っている」でした。(錠の故障なのか?なぜ警察官がいるのか?)疑問に思いながら、25時過ぎ、八王子のアパートに到着しました。ちょうど、5人ほど警察官が現場検証を終えて帰るところでした。玄関ドアを見てびっくり・・・玉座が破壊されている。犯人は近くにあった消火器でノブを破壊したらしい。警察官が付着した指紋を採取したそです。ステンレスのめくれかたを見ると、他の工具も使った模様。不思議なのは、ここまで破壊しておいて、部屋に侵入されていないことです。ラッチを引っ込めるメカニズムが分からなかったのか。第一、これだけの破壊音を立てておいて、目撃者はいないのか、など多くの疑問が残ります。
地元大手の不動産が管理する物件でよく見かける玉座ですが、日本製ではないようです。依頼人に純正キーを見せてもらうと、DONG SUNGと刻印があります。シナ製かコリア製か。ステンレスが薄く破壊には弱そうです。そもそも玉座自体が破壊には弱い。依頼人は、最近上京して専門学校に通っているという青年です。帰宅したときに、この状態では、激しく動揺するでしょう。ずっと不安そうな表情でした。あまりにも大胆な暴力破壊です。あきらかに治安が悪くなっている。こういう場面で毎回思うのは(日本人の犯行なのだろうか?)という疑問です。日本人がここまで図太い犯行が出来るのか。八王子は外国人留学生が多いからねえ。外国人の大半は特アです。特アの民族が入居して依頼、いろいろ事件が起きるようになった、と言っていたお客さんに何度か遭遇しています。