若いお客さんがRX-7(FD3S)の車を持ち込んできました。中古で購入したときから、運転席のみ別のカギなので、イグニッションと同一キーで廻るようにしてほしいとの依頼です。10年くらい前だったと記憶していますが、マツダのキーシリンダーには弱点があり、車上あらしに集中して狙われた時代がありました。その時代に、キーシリンダーを破壊され、運転席のみ交換したのかも知れません。RX-7の鍵穴は他車では見たこともない位置にあります。ドアの上、ウインドウの後方にある理由は、車高が低いからでしょう。ドア内張りを剥がさなくても、簡単にアウターハンドルを外せます。
シリンダー固定金具を外し、分解して内筒を抜きます。ドアキーの配列とイグニッションキーの配列を確認します。タンブラーを入れ替えて、イグニッションキーでも回せるようにしました。かつてあこがれていた、FD3S。今はだいぶ中古車相場もこなれているそうです。時代の流れでしょうか、スポーツカーに乗りたいという若い男は、だいぶ減っていますね。
5月 5, 2010 7:41 PM|
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あきる野市のバーベキュー場でインロック依頼が発生しました。GWには、キャンプ場やバーベキュー場などの行楽地に行くことが多いです。到着後、携帯電話をコールしても、電話に出てもらえません。河川敷の広いエリアでインプレッサを探すのは大変。運の良いことに、管理事務所のおじさんが声をかけてくれました。呼び出しのアナウンスを行ってもらい、お客さんと遭遇できました。
さて、平成18年のインプレッサということで、嫌な予感が的中しました。刻みキーで、運転席にしか鍵穴がない。このタイプは施錠方向には簡単にピックできるけど、解錠方向へのピックが猛烈に厳しい。意地になって、解錠方向へのピックを20分行っても、決まらない。助手席に鍵穴があれば、あるいはMT-8ならせいぜい2分で終わるのに、天と地ほどの差です。仕方ないので鍵作をしながら開ける方法に変更しました。高年式のM403は傷が出にくい。40分かかってやっと解錠。「最近のカギは難しいんですねー」などと言ってくださり、お客さんが理解ある人で助かりました。鍵屋は魔法使いではありません。車のインロック解錠でさえ、求められる技術レベルは、10年前とは比べ物にならないケースがあります。
5月 1, 2010 7:40 PM|
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