2月2010

旧型PMK錠交換

玄関表
築40年ほど経っている狛江市のマンションです。競売物件を専門に扱う不動産屋さんからの依頼です。鍵穴を見て、すぐに旧型PMKだとわかりました。現行のシリンダーとは形状が違い互換性がないため、錠セットでの交換となります。まずは解錠してドアを開けます。
玄関裏
玄関ドア内側は、錆だらけです。こりゃ、ドアごと交換か?と思いましたが・・・不動産屋さんいわく、きちんと塗装すれば大丈夫とのこと。部屋の中は、昭和40年代を思わせる間取りと雰囲気です。家具や雑貨や家電がありますが、しばらく人が住んでいないだけに生活感はありません。

マーチのカギ紛失

マーチ鍵なし
八王子市の産業廃棄物処理会社の駐車場です。会社名義のマーチの鍵がなくなったそうです。仕事には流れがあるもので、車の鍵作成が全然ない週と連発する週とがあります。この型のマーチを見る機会はだいぶ減りました。いまどきの日産車とはキーの種類が違って、ピックも覗きも作成もすこぶる楽です。そういえば鍵屋を始めた2000年頃は、車の鍵作成で一番多いのが、このM301タイプでした。2008年くらいからマーチもインテリジェントかつイモビライザー搭載が増えているようです。5年後くらいには、イモビに対応できない鍵屋は、車からみの仕事には手出しできない状況になっているかも知れません。

ワゴンR鍵紛失

時刻は21:00すぎ、東大和市駅前の立体駐車場です。平成9年式のワゴンRの鍵をなくしたそうです。久しぶりに読みが一発目で当たり、サクサクと完了しました。気持ちいいものです。
ワゴンR
今月は夜間出動がやたらと少ない。カギスターにとって、夜間出動の回数は、売上げのバロメータでもあります。不景気のあおりで、経済活動も人の動きも停滞しているのか?と思い込んでいました。
「巣篭もり需要」という言葉がメディアをにぎわせています。人、不動産、車、バイクの動きが鈍くなると、鍵のトラブルやら取付け・交換需要も低迷するはず。しかし、こちらアミューズメント施設の駐車場は、ほとんど満車状態。土曜日の夜、レジャーに時間とお金を費やす余裕がある人も多いのでしょうか?

競売物件 催告

PR-J DA
府中市の築浅マンションの玄関は、PR-Jシリンダーでした。催告では、無破壊で解錠することが前提です。おまけに上下のセパレート本締錠が付いてるってことは・・・サムターンも通常じゃないだろうな、と思い始めたところ、部屋には住人がいるようです。債務者から又貸しされた中国人らしい学生が、出てきました。
倒れるサムターン
サムターンを見てみると、やはりMWIAの倒れるサムターン。平成18年ころから、マンション玄関でちらほら見かけるようになりました。正直、この部屋が留守だったら、解錠は多分無理だったか。ほっとすると同時に、今後の競売物件の仕事に不安を感じます。
裁判所登録され、”ゴッドハンド”と呼ばれる鍵師がPRをピッキングできるそうです。おそらく日本唯一なんでしょうけど、4時間くらいかかったらしい。一般個人からの依頼だと、仕事として成立しませんね。

GSの引戸鎌錠

あきる野市の、空き巣被害に遭ったというgas staion(ガソリンスタンド)です。鍵をなくしたまま、施錠もしていなかった引き戸が開けられて金品を取られたようです。引き戸の手前にはシャッターがあるから、と安心していたらしい。社長さんが経営する他のガソリンスタンドも空き巣被害にあったそうで泣きっ面に蜂状態。八王子にまたがった地域で、事務所荒らしが多発しているようです。MIWAの戸先鎌錠が付いているのですが、ちょっと困ったことが起きました。
MIWA FG
シリンダー交換料金を伝えた後に、シリンダーが錆付いて腐食しており、破壊しないと外れないことが判明。洗車機の真裏ですから、常に水しぶきを浴びている引き戸です。グラインダーでシリンダーカラーを切断していき、シリンダーボディをプライヤーでがっちり挟み、何とかねじ込み式シリンダーが取れました。正直、交換料金だけではちときつい。でも、先に料金言っちゃったからなあ、という後悔はたまにあります。ほかにも交換場所があったので、よしとしました。
空き巣侵入口
ちなみに空き巣の侵入口は写真のように、足場を使って2階窓ガラス破りでした。味をシメタ空き巣はまた来るという気がします・・・窓の防犯対策も検討して頂きました。


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