住宅

U4からU9へ交換

MCY76武蔵村山市のアパート玄関2ロック。U4シリンダー、サッシメーカー仕様です。MIWAロッキングバー方式の初期型といえるシリンダー、これくらいなら何とかピックできるでしょう。常連客の不動産屋さんの管理物件には、このタイプのシリンダーが多い。毎回U9シリンダーに置き換えています。主錠はTE0,サブロックはTE24のU9シリンダー2個同で交換します。シリンダー長さは10mmほど長くなります。同じU4シリンダーだとOEM製品なので、U9より仕入が高くなる上に、防犯性は格段に下がります。
U9同一
サブロックは、案の定サムターンが180度廻ってしまいます。これも毎度の現象です。本来は90度回転で施錠解錠ですが、ドア厚が薄いため、サムターン角芯がダルマに入り込みすぎています。主錠のTE0のカラーは取り外さないとエスカッションの障害になり、取り付けできません。取り外したカラーをサブロックのサムターンの下に挟み込み、本来のきちんとした動作になりました。

レバーハンドル丸座修理

LAレバーハンドル不動産屋さんからの依頼、あきる野市のアパート。現場では、掃除屋さんがせっせとクリーニング中。「鍵交換ついでにレバーハンドルも見てね」と言われました。レバーハンドルの丸座がぐらついています。ビスを締めても、ゆるゆるしたまま。丸座の二本脚を見ると、予想通りプラスチックが割れています。何度か出くわしたケースです。適当な真鍮パイプに取り替えました。真鍮パイプは、過去に引き取ったシリンダーから脚を取り外したパーツだと思います。役立ちそうなパーツはコレクションするのがよい。こういう細かい作業は、説明しても理解してもらえないなあ、と思いつつサービスになりがちです。常連客だから、まあいいか、となる。
LA丸座
ポケットにカードラジオを入れ、NHK(日本否定協会)の国会中継を聞きながら作業しました。ミンス党は、小学生の集まりのようです。さすがは帰化人だらけのミンス党、Yes or Noの質問にも回答せずはぐらかしてばかり。売国極左の仙谷氏と売国テロリストなのに、国家公安委員長になってしまった、岡崎トミコには殺意さえ覚えます。こやつらのメンタリティは日本人ではない。不快指数が急上昇するので、国会中継を聞きながらの作業はよくないですね。

GIKENサムラッチcy交換

イタリア玄関錠小金井市、戸建玄関ドア。事情があって、玄関の鍵を交換したい、とのこと。川口技研のイタリア玄関錠ツーロックです。古い戸建の2ロックは上下別キーであることが多い。この装飾錠は、上と下の錠でキーウェイが逆溝です。装飾錠は廃盤ですが、交換用シリンダーはまだ製造されています。ただし、色はゴールドのみ。交換したシリンダーとキーウェイが同じシリンダーを分解して上下同一キーとすることにしました。そのほうが利便性が断然上がります。
GIKENシリンダーシリンダーボディ裏側を見ると、キーナンバー刻印があります。住宅用シリンダーにキーナンバー刻印があるメーカーはあまりありませんし、30年以上前のシリンダーならでは。20年以内だと、まず刻印はないと思います。サブロックのチューブラ錠ケースのスプリングが結構へたっているのが気になります。工業製品ですから、あと3ヶ月もつか10年持つかは分かりません。使用年数を考えると、上下セットで交換するという安全策もあります。が、料金負担が3倍以上になり、売上げupのセールストークと取られないかと、悩みます。最終的にはほとんど、料金負担の一番小さい方法に落ち着きます。

鍵穴にホッチキスの芯が

U9 RA BS色事務所から車で10分のマンション玄関。娘さんが鍵穴にホッチキスの芯を入れたらしい。なんで?鍵がなくて玄関ドアを開けられないので、衝動的にそんな行動を取ったみたいです。U9の鍵が奥まで入らなくなりました。スコープで覗くと、確かに芯の一部が見えます。ガイドの間に挟まっているよ。こりゃ鍵穴から抜くのは無理だと思う。まずはサムターンを回して解錠。その後RAシリンダーを取り外してばらしていきます。きれいなお母さんが、ずっと携帯電話で動画を撮影しています。「娘にこんなに大変だったのよ」と伝えるそうです。大体こういう分解作業に興味を持つ女性は珍しい。
U9 RA分解
先端タンブラーは固定式。タンブラーを通すかんざしはギザギザが入っている。これはマスターキー対応ですね。あばら骨を取っても、異物が落ちない。タンブラー、ガイドと手前から順番に抜いていく。5番目でホッチキスの芯が、ニードルノーズプライヤーの先端にくっつきました。マスターキーシステム入りの賃貸物件なので、もし破錠したら問題になる可能性もあります。

YKKap玄関の鍵折れ

YKKap立川市、戸建のキーが折れたという現場です。玄関ドアは、YKKapのでっかい小判座に鍵穴2つ。カタログで見たことある。実物に出くわしたのは、鍵師10年目で初めて。たいていお客さんは、自宅の鍵を「普通の鍵」と表現します。全然普通じゃないよ、この錠は。上側のシリンダーの中に折れたURの鍵が残っています。下側の本締錠にはシリンダーもサムターンもない。仕組みを理解するのに時間を要しました。グレモン錠と同じようなメカニズムなのだと分かりました。
MCY482
小判座上側の鍵穴は、施錠時45度で上側本締のデッドが突出。さらに45度回して、下側本締りのデッド、それからドア上部にロッドが突き出ます。下側の鍵穴は、上側の鍵穴を解錠する際の解除の役目を持っています。経験上、ロッキングバー方式の鍵が折れた場合、鍵穴から抜くのは不可能。シリンダーを分解しなければなりません。そして、このユニットには”絶対に分解しないでください”とのシール。正直分解するのは怖かった。GOALのサムラッチなみに、厄介でした。でも、なんとか折れた鍵は抜けました。それにしても、メンテナンス性が考慮されていない錠です。鍵が折れた場合でも交換しろというのでしょうか。ほとんどの業者では、交換で\30,000以上のコースとなるでしょう。

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