住宅

RAサムターンカバーat八王子

HDH RA競売落札マンション、八王子、平成10年式。依頼元はいつもの不動産、立ち会うのは転売先の大手不動産チェーン店。だいぶ涼しくなったので、久々にジャケットを羽織りました。すでに債務者は立ち退いたようです。シリンダーはHDH、RAのサムターンを確認する。サムターンカバーが付いている。競売物件は、こんな防犯対策、ほんと多い。交換するので破錠してもよいのですが、面倒くさい。これ用の先端アタッチメントは作っております。サクサク、スコンと解錠。
RAサムターンカバー作業を見ていなかった不動産屋店長さん、サムターンカバーを指差して、「何ですか?コレ」と質問。んー不動産屋でも、知らない人は結構いるんですね。鍵屋なら、なんでも鍵穴を覗いてチャッチャと開けてしまうイメージなんでしょうか。確かに、古めのHDHならピックにチャレンジしてもよいし、バンプもある。でも、結局確実に最短で解錠できる方法がいいですね。サムターン回しという手口を説明します。このサムターンを回すってことが通常の難易度ではないってことまで説明してもわからないでしょうね。室内はけっこう残置物があります。競売の物件明細書を見ると、管理費や税金の滞納が結構ある模様。住宅ローンを払えず、マイホームから立ち退くケースはまだまだ多いと聞きました。シリンダーをU9に交換して、終了です。

スイッチサムターン解錠

MIWAスイッチサムターン東村山市、2006年式マンション、競売落札空き部屋。17時すぎで徐々に暗くなります。随分日が短くなりました。玄関ドア錠はMIWA本締DAF2ロック、PRシリンダー。サムターンは通常じゃないだろうと、確認します。下は通常、開錠状態。上はスイッチサムターン、施錠状態。ついに改良工具のデビューです。なかなか感触がつかめません。音の響くマンション、さらに02刻印。破錠はもうできる時間帯じゃない。スイッチをきちんと咥えられれば、意外と軽い負荷で回せました。本番初成功、久々にドーパミンがでました。立ち会った不動産屋さんが、このドア開錠の難易度を理解できる人だったので、お褒めの言葉を頂きました。分からない人には、ほんとわからないよねえ。まあ、距離が短かく感触がつかみやすかったこと、さらに運が良かったと考えるべきです。PR DAF 2ロック
次は距離700オーバーも克服していこう。師匠は年がら年中これらのドアを開けているんですね。もはや感動もなく日課のような作業なんでしょう。仰るとおり、距離が長いほど、研ぎ澄まされた感覚が求められます。工具があればいいというわけではありません。片方だけ暫定シリンダーで交換して引き揚げます。

セキスイWESTシル交換

WEST PPA4ご無沙汰している昭島の不動産屋さんより依頼。「部材はここにある、鍵交換して欲しい」珍しいケースです。WESTディンプル2個同一シリンダーのブリスターパックを受け取り、現場のテラスハウスに向かいます。グレードの高そうな賃貸住宅は、セキスイハウスです。セキスイOEMシリンダーは、大家さんもしくは不動産屋さんがハウスメーカーに注文するようです。今後は部材供給での交換が少し増えるのでしょうか。鍵屋でもすぐに仕入れられますが、何年塩漬けになるかわからない部材です。グレードの高い玄関ドア、解錠依頼が来たらどうするのか考えながら交換作業を行います。交換ついでに周囲の窓も確認、セキュリティホールがないかチェック。
セキスイWEST主錠のプッシュプル錠サムターンも取っ手が邪魔して、通常の解錠工具では無理です。下側本締錠はサムターンもセットで交換します。これは、オプナスのパタンテ、じゃないか。先日、師匠が開けたと言っていた話を思い出します。ドーナツ状半円サムターンを起こして回します。これを開けた、なんて相変わらずキチガイだなあ。それにしても、高年式賃貸物件の過剰な防犯性には驚くばかり。もはや防犯対策の域を超えて、鍵屋には絶対に無破壊で開けさせない、との強い意図を感じます。

GOALシャメール取付at多摩市

装飾錠室内
先日のマンション玄関、FRONTIERの廃盤サムラッチ錠交換。在庫のGOAL P-CT-5 シャメール、両面サムラッチで交換してみます。既存ハンドル下部の穴は、隠れません。計算外。以前KODAI取替サムラッチで使わなかったエスカッションを使用します。色具合もシャメール同様5円玉。エスカッションを加工してハンドルに合うようにします。ドアへの追加加工は貫通穴一つだけです。取付完了後、すぐ近くにある店舗、有名な××リハウス店長さんにキーを届けました。
GOALシャメール2年くらい前までは、サムラッチ錠の交換、結構ありました。最近は、とんと少なくなっています。古い戸建では、まだよく見かけます。今後も一定の交換需要はあるでしょう。鍵屋の出筋部材は、10年前と現在では大きく変わりました。種類がやたら多くなった割には、交換需要は減ったので、困ったものです。

FRONTIER装飾錠開け

FRONTIERサムラッチ
多摩市、競売落札マンション、築30年。まだ夏真っ盛りの様相、現場が日陰なので随分助かります。マンション玄関ドアにサムラッチ錠、たまに見かけます。とはいえ、MIWA,GOAL以外は初めて見かけました。他の部屋はほとんどMIWA取替えサムラッチ錠に変更されています。数年空き室状態なので、この部屋だけFRONTIERのままなのでしょう。フロンティアのディスクなので、1分で終わるよね?あれれ、空回りする。クラッチが繋がらないというか、スプリングが効かない。内筒空廻りが3回続いたので、作戦変更。室内玉座サムターンを回しました。装飾錠室内玉座
不動産屋さんとリフォーム屋さんが室内を確認しながらリフォーム相談中。玉座下にあるべきエスカッションがありませんので切欠露出。切欠を隠すために、カードが挟まれている。アホか。誰かが一度取り外して分解した?悔しいので、ドアを開けた状態でまたピックしてみます。やはり空回り。もういいか、どうせ廃盤の錠です。もしシリンダーが製造されていたとしても、今時ディスクシリンダーで交換するわけにはいきません。一度で交換まで終わると思いましたが、予想外の出直しです。MIWA交換用サムラッチは随分値上がりしたので、気乗りしません。サイズをいろいろと図ると、GOALサムラッチ交換でもエスカッションなしでいける感じです。GOALなら仕入れ値がMIWAの半分、とにかく安く、の不動産屋さんの要望に応えられます。

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