住宅
100分かけて相模原市の競売マンションに到着です。お得意さんでなければ、依頼を受けないエリアです。203号室と聞き、鍵穴を確認したらMIWAディスク。楽勝だね、と弛緩モード。競売明細書の文字滲みが原因だったのでしょう、執行官が「いや202だ」と言います。こちらは、カバスターのRA。急遽車に戻り、解錠工具を変更します。サムターンを確認すると、NLS防犯サムターンです。カバスターを付けている輩なので、こういう防犯対策はありがちです。黒い樹脂部分は空転します。でも、グレー部分をきちんとグリップ出来れば、通常サムターンよりも回転トルクは弱くても回ります。ほとんどの鍵屋さんが使う市販工具だと、グリップ力が弱いかも知れません。私のは師匠直伝オリジナルなので、WESTアクトのサムターンでも苦労しません。今回は、さらに付属のカバーで被されていたら、完全にお手上げです。伸縮はしごを使って2Fベランダに上る選択肢もありえました。
さて、本日は催告なので、室内確認および壁に警告書を貼付した後に、施錠をしなければなりません。どうしよう?ちょっと工夫すればいいだけですね。それにしても、戦闘機の轟音がうるさいのには驚きました。厚木基地からの発進でしょうか?カギスター事務所がある昭島近辺には、横田基地があります。横田基地は通信基地なので、離着陸するのは輸送機ばかりで戦闘機はなく、大してうるさくありません。自国の軍隊なら我慢できるけど、アングロサクソンの戦闘機ならば、不快感が倍増します。
1月 19, 2012 1:52 PM|
カテゴリー:住宅|
コメント(0)
おばあちゃんから緊急出動要請。「玄関ドアを施錠できないので、外出できない」そうです。昭島市の公営住宅、横田基地が近いため、この地域の公営住宅は防音ドア+グレモン錠が多い。グレモン錠はデッドと同時にドア上下にロッドが突出します。なぜにグレモン錠と呼ぶのか、語源はフランス語のクレモンから来ているみたいですね。ハンドルを90度回すことが出来ません。ドア下部のストライクに小石が沢山詰まっているのが原因でした。石を取り出せば、きちんと施錠できます。
緊急出動でしたが、作業内容はガキの使いか、と思わせるものでした。まあ、おばあさんには理解できないですね。都営住宅の管理部を呼ぼうとしたら、随分時間がかかるとのこと。すぐに解決出来て感謝されたのは良いが、これは鍵屋の仕事なんでしょうか。
1月 16, 2012 5:07 PM|
カテゴリー:住宅|
コメント(0)
朝8時、昭島の戸建住宅に到着、初仕事開始です。車から降りたとき、ボランティアとわかる蛍光色ベストを着たおじさんが、路上でゴミ拾いをしながら歩いていました。元旦の朝からなんて、本当に頭が下がる思いです。こういう人がいるから、まだ日本社会が上手く回っているんですよね。鍵を落としたのかと思ったら、そうじゃない。引き違い錠WEST355は2年ほど前に交換したらしい。開錠方向にはキーが45度しか回らない。とりあえず別の方法で開錠。
原因は?引戸の内障子と外障子のチリが大きいのが原因でした。交換した鍵屋の施工不良ですね。スペーサを1枚挟み込んで、不良現象を解決できました。お客さんに何度もお辞儀をされて、ああ自分はいくらかでも社会に役立っているのかと胸のつかえが降りました。今年は、残念ながら希望の持てる年ではありません。世界的動乱が起こるのは間違いないでしょう。ユーロ崩壊、通貨安戦争、第2次世界恐慌、シナの覇権示威行動など、日本人の価値観に大きな変化を与える出来事が起こるでしょう。日本の歴史上、東北大地震との連動率が100%である関東大震災も近いうちに必ず発生します。田母神閣下が言われるように、世界中の国々が露骨に富と資源の分捕り合戦を始めるかも知れません。歴史サイクル70年説でいうなら、1940年代、第2次世界大戦が勃発する前の様相に似ています。世界中が日本人のような民族性を持つなら、衝突は起こらない。でも「世界は腹黒い」。
1月 1, 2012 1:11 PM|
カテゴリー:住宅|
コメント(0)
羽村市、横田基地がすぐ近くの賃貸戸建です。不動産屋さんが「外人ハウス」というので、日本製ではない錠でも付いているのかと思っていたら、ありきたりの戸建物件。WESTのサムラッチ錠とチューブラ本締錠でした。住んでいるのは、横田基地に勤める、見た目南米系の若い夫婦です。出筋でもなく通常在庫ではないので、先日急遽呼ばれて、中古シリンダーで暫定交換しました。不審者が最近うろついており、鍵穴にペンキを入れられたので、型を取って鍵を作ったんじゃないかと、えらく不安に感じているようです。警察官も合流し、被害届けを行っています。奥さんが少しナーバスになっています。実際、型なんか取れないし、鍵を作ることも出来ないですが、不安を解消するには鍵交換するしかない。本日は取り寄せたWESTディンプルのシリンダーに交換します。約束の時間にチャイムを何度押しても、出てこない。約束を忘れたのかも知れない。不動産屋さんに電話しながら、帰りの運転を始めます。ところが、若い奥さんは在宅中で、かなり警戒心が強くなっていることが判明しました。不動産屋さんが彼女に電話して、ようやく鍵屋が不審人物でないと理解してもらえたため、玄関ドアを開けてくれました。先日もカギスター号と私に会っているのに・・・それでも不安なのか、主人が近くにいるので、すぐ戻ってきてもらうようなことを英語でしゃべっています。
さて、シリンダー交換しようとして、色が違うことに気づきます。金古美で注文したのに、銅古美です。また問屋が間違えた。錠自体が色あせて元々の色が分からないから、まあいいです。帰り道、不動産屋さんにキーを届けます。横田基地で働く米軍関係者の中には、あえて基地内に住みたくないという人も多いようです。戸建家賃の出所は?やはり日本の思いやり予算でした。不動産屋としては取りっぱぐれがないのでいいでしょう。でも複雑な気分です。
12月 22, 2011 12:00 AM|
カテゴリー:住宅|
コメント(0)
国立市の築5年ほどの戸建は、すでに廃墟のような状態です。敷地内はガラクタだらけです。競売落札物件の空き家、最近は仲介不動産屋さんも立ち会う手間が惜しいのか、毎度おなじみのリフォーム屋さんだけが立会います。久々に出くわす立山アルミのD9ツーロック。上部本締錠は、小判座一体のシリンダーです。破錠するとセット交換となり、料金が倍増します。幸い苦労することもなく窓を解錠して、玄関ドアを開けます。あとはD9 TX系の2個同一をコア交換します。テール長さが違うので、これも入れ替えます。
家の中すべての部屋、通路がゴミ屋敷状態でした。既に生活感はありませんが、子どものおもちゃなども散乱しているのを見ると複雑な気分になります。今頃この子達は、どうなっているんでしょうか。ゴミ運搬だけでも大変な作業です。戸建の競売物件はなぜかゴミ屋敷が多い。住宅ローンを払えなくなり、追い込まれる精神状態と関連があるのでしょうか?
12月 21, 2011 12:56 PM|
カテゴリー:住宅|
コメント(0)
« 前のページ
次のページ »