住宅

通用口ドアクローザ調整

マンション通用口府中市のマンションにて、通用口のドアクローザ2箇所が不調と聞きました。築30年は経っていそうな古いマンション、玄関錠が珍しい。IKONかと思い確認すると、corbinとあります。分譲マンションでアメリカ製の錠が付いていることがあるんですね。補助錠はNDA。これも取り付けたのは15年くらい昔でしょうか。ドアクローザ1箇所目は本体ビスが外れていただけでした。高層階だと地上より寒さが厳しく、この季節は短時間の作業でも辛く感じます。2箇所目は、ドアが完全に閉まらない。この状態が10年以上続いているとのこと。
ドアクローザー国道20号沿い、交通量が激しい道路沿いなので、粉塵がドア内側にたっぷり付着しています。ドアクローザは見た目古いですが、油圧はへたっていません。アームがドアと平行になっていないので、新規取付け時の施工が不十分だったんじゃないでしょうか。アームを短くすれば、ドアひきつけ力が強くなるはずです。ドア開閉の確認で、きっちり閉まることを確認します。立ち会った管理人さんと、理事長と思われるおじいさんがとても感じが良い人でした。

シリンダー付間仕切錠取付

室内ドア空錠土曜日の朝はスイスイ走れます。25km先の現場まで1時間弱で到達することは平日昼間ではありえません。みぞれ交じりの雨が降っていますが、本日は室内錠の取り付けです。厳しい寒さと対峙しなくて済みます。先月現場調査した新築戸建の室内ドア、小さいお子さんが入れないように施錠機能を付けたいとの要望です。新規追加でチューブラ本締錠や簡素な面付錠を取り付ける選択肢もありました。見た目をスッキリさせたいこと、室内錠なので防犯性能を考慮する必要がないといった事情があります。既存の空錠から、シリンダー付間仕切錠に取替えることになりました。チューブララッチはほぼ同じサイズなので、フロントの加工は不要です。ラッチは耐久性を考えてNAGASAWAを取り寄せました。不思議なことに、2大ロックメーカーであるMIWA,GOALともにシリンダー付間仕切錠は製造していないですね。
シリンダー付間仕切錠ドア面に追加加工を施します。取付板を固定する木ビスが既存切欠穴と干渉する箇所がありましたので、穴を広げ、高ナットを使用して両側からM4ビスで挟み込みます。間仕切錠はあくまでも室内錠なので、施錠してもデッドボルトが突出するのではなく、レバーハンドルが固定されるだけです。また、サムターンを廻して施錠状態でドアを閉めるとインロックが発生するデメリットがあります。鍵がなくても施錠できるという点は、円筒錠と同じです。インロックが発生しても、構造を理解している鍵屋なら簡単に開けられます。NAGASAWAだと、最近は室内錠でもディンプルキーが標準になっているようです。

NLS防犯サムターン開け

カバスターRA100分かけて相模原市の競売マンションに到着です。お得意さんでなければ、依頼を受けないエリアです。203号室と聞き、鍵穴を確認したらMIWAディスク。楽勝だね、と弛緩モード。競売明細書の文字滲みが原因だったのでしょう、執行官が「いや202だ」と言います。こちらは、カバスターのRA。急遽車に戻り、解錠工具を変更します。サムターンを確認すると、NLS防犯サムターンです。カバスターを付けている輩なので、こういう防犯対策はありがちです。黒い樹脂部分は空転します。でも、グレー部分をきちんとグリップ出来れば、通常サムターンよりも回転トルクは弱くても回ります。ほとんどの鍵屋さんが使う市販工具だと、グリップ力が弱いかも知れません。私のは師匠直伝オリジナルなので、WESTアクトのサムターンでも苦労しません。今回は、さらに付属のカバーで被されていたら、完全にお手上げです。伸縮はしごを使って2Fベランダに上る選択肢もありえました。
NLS防犯サムターンさて、本日は催告なので、室内確認および壁に警告書を貼付した後に、施錠をしなければなりません。どうしよう?ちょっと工夫すればいいだけですね。それにしても、戦闘機の轟音がうるさいのには驚きました。厚木基地からの発進でしょうか?カギスター事務所がある昭島近辺には、横田基地があります。横田基地は通信基地なので、離着陸するのは輸送機ばかりで戦闘機はなく、大してうるさくありません。自国の軍隊なら我慢できるけど、アングロサクソンの戦闘機ならば、不快感が倍増します。

ストライクに石が沢山

グレモン錠おばあちゃんから緊急出動要請。「玄関ドアを施錠できないので、外出できない」そうです。昭島市の公営住宅、横田基地が近いため、この地域の公営住宅は防音ドア+グレモン錠が多い。グレモン錠はデッドと同時にドア上下にロッドが突出します。なぜにグレモン錠と呼ぶのか、語源はフランス語のクレモンから来ているみたいですね。ハンドルを90度回すことが出来ません。ドア下部のストライクに小石が沢山詰まっているのが原因でした。石を取り出せば、きちんと施錠できます。
都営住宅緊急出動でしたが、作業内容はガキの使いか、と思わせるものでした。まあ、おばあさんには理解できないですね。都営住宅の管理部を呼ぼうとしたら、随分時間がかかるとのこと。すぐに解決出来て感謝されたのは良いが、これは鍵屋の仕事なんでしょうか。

引違錠取付不良at昭島

WEST355BT朝8時、昭島の戸建住宅に到着、初仕事開始です。車から降りたとき、ボランティアとわかる蛍光色ベストを着たおじさんが、路上でゴミ拾いをしながら歩いていました。元旦の朝からなんて、本当に頭が下がる思いです。こういう人がいるから、まだ日本社会が上手く回っているんですよね。鍵を落としたのかと思ったら、そうじゃない。引き違い錠WEST355は2年ほど前に交換したらしい。開錠方向にはキーが45度しか回らない。とりあえず別の方法で開錠。
木製引戸原因は?引戸の内障子と外障子のチリが大きいのが原因でした。交換した鍵屋の施工不良ですね。スペーサを1枚挟み込んで、不良現象を解決できました。お客さんに何度もお辞儀をされて、ああ自分はいくらかでも社会に役立っているのかと胸のつかえが降りました。今年は、残念ながら希望の持てる年ではありません。世界的動乱が起こるのは間違いないでしょう。ユーロ崩壊、通貨安戦争、第2次世界恐慌、シナの覇権示威行動など、日本人の価値観に大きな変化を与える出来事が起こるでしょう。日本の歴史上、東北大地震との連動率が100%である関東大震災も近いうちに必ず発生します。田母神閣下が言われるように、世界中の国々が露骨に富と資源の分捕り合戦を始めるかも知れません。歴史サイクル70年説でいうなら、1940年代、第2次世界大戦が勃発する前の様相に似ています。世界中が日本人のような民族性を持つなら、衝突は起こらない。でも「世界は腹黒い」。

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