住宅
福生市で一戸建て住宅玄関のカギ交換です。久々にKODAIに出くわしました。チューブラ本締錠はディンプルシリンダーなので、数年以内に交換したものでしょう。下側のプレジデント本締錠はKODAI以前のブランド、corona刻印です。ということは築年数35年以上でしょう。お客さんに聞くと築40年でした。今回は出入りしていた介護業者さんが、もう出入りしなくなったこと、合鍵を渡してあるのでこれを機に2シリンダーともに交換したいそうです。廃盤のピンシリンダー、まだ在庫あります。防犯性能としてはピンシリンダーでも充分です。現行品はディンプルキーで、やたらと金額が高くなります。
プレジデントの新しいピンシリンダーの固定ビスを締めようとして、異変を感じます。数回転した後、猛烈に固くなる。これはまずい、と気づいてすぐに緩めます。昔のビスのねじ山ピッチと今時のねじ山ピッチは違います。昔、このことを知らずに力いっぱい右回ししたために、ビスを緩めるのに随分時間がかかった記憶があります。代わりになる適当なビスが見つかりません。そこで古いキーシリンダーの2本脚パイプを移植しました。過去の失敗経験が活きました。
4月 12, 2012 12:00 AM|
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不動産屋さんより入電、緊急要請。一戸建て賃貸、NPO事務所、国分寺市。ノブが機能しないそうです。なんと室内玉座がすっぽり抜けてしまいます。長年使用してきたとはいえ、尋常ならざる金属疲労です。新しい玉座に交換しようとして、金属疲労の原因が分かりました。ドア厚さが43もあり、室内外ともに飾り座があるため実質的にはドア厚46くらいあるでしょう。そのまま玉座交換すると、スピンドルが室内玉座までかすかに届く程度です。したがって、室内玉座を強く廻さないとラッチが動きません。今までよく機能していたなと思います。
実際、室内玉座を廻すときは随分強い力が必要だったそうです。最悪のトラブルは、ラッチを動かせなくなり、室内からドアを開けられない状況になることですね。ドア塗装の違いが露出して見た目は悪くなりますが、飾り座を使わずに玉座を取り付けます。これできちんと機能します。施工時の工務店の設計ミスじゃないでしょうか。
4月 4, 2012 5:15 PM|
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青梅市、吉野梅郷近く、戸建ての賃貸物件です。TOSTEMのCSMサムラッチ錠にshowaシリンダー。この物件に来るのは何年ぶりだろうかと自分のブログを検索したら2010年7月以来でした。ブログは工事ライブラリーとして自分のために役立ちます。当時管理の不動産屋さんはもう閉鎖しましたが、引き継いだ先がまた、少し取引のある不動産屋さんでした。思わぬ縁です。現在鍵交換を含めた管理は大手賃貸管理会社にまかせているようです。管理会社からはセット交換で結構な見積金額を提示されたので、カギスターを思い出し依頼が舞い込んだ、という経緯です。シリンダー供給されていない装飾錠なので、ピン組替で対応すれば断然安く鍵交換できます。なるほど、誰でも出来る集合住宅の鍵交換は、管理会社社員が行う比率が多くなっています。個人がDIY交換することも多くなっています。今後はこのように、鍵屋しか出来ないような鍵交換しか依頼が来ない流れが強くなっていくでしょう。
showa5ピンの組替をしながら、そんなことを考えてしまいました。showa5ピンの子鍵3本セットも在庫が切れました。今後はDAC2移植にしようか。どんどん先細る鍵交換需要は私のような鍵屋にとって、今後収入の柱にはなりえません。鍵トラブルがメインだと、スケジュールがぐちゃぐちゃに振り回されます。緊急出動、キャンセル、別の緊急出動バッティング断り、キャンセル連鎖、深夜出動、・・・若い頃はそれでもがむしゃらに食らい付いていました。しかし最近は自分のペースで落ち着いて出来るスタイルはないものか、と考えている今日この頃です。
3月 22, 2012 12:00 AM|
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H18競売物件、八王子の空室マンション。PR PG703は上下ともに施錠、スイッチサムターン。1時間以上トライして撃沈。前回はたまたま開いたのかと凹みます。不動産屋さんも長時間立ち会えないので退散。玄関ドア以外の侵入口は攻撃不可能。どうせ交換するので、ここでPR 02を破錠してもよいのです。が、ここで破錠したのでは、成長の機会を自ら放棄することになります。授業料を払ってでも、講習を受けたほうが今後必ず自分のためになる。たまたま師匠が八王子方面に来るという情報をキャッチ。その仕事も、他の鍵屋がギブアップしたスイッチサムターン解錠です。玄関カギ開けは月に100件以上、スイッチサムターン開けだけで月に数十件やっているでしょう、そりゃ他に出来る人いないんだから。さて、合流して頂いた現場で、工具、技術、知識を学習させてもらいました。宿題が明確になったのが収穫です。さすがにサムターンと会話する男、上下解錠で10分かかりませんでした。カギ業界のゴルゴ13、カギ開けスナイパーは雑談もそこそこに、急いで次の都心の現場へ帰って行きました。築浅マンションだけでなく、公団や都営のリフォーム物件もスイッチサムターンがどんどん増えています。解錠確率を80%以上には高めないと、今後、もう玄関開けなどおっかなくてやれない時代になりそうです。
3月 15, 2012 5:43 PM|
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昨日のポスト錠カムロックの物件。今週末引渡し、築15年事務所入り口に暗証番号錠が付いています。alphaデジタロックⅡという機種で当然廃盤商品。カタログ写真と色が違うし、バックセットも違う。デッドボルトが2つある。どうやらトステム仕様の製品です。暗証番号での開錠は、きちんと操作できます。暗証番号変更方法も室内側電池の蓋に書いてあります。非常開錠用のZロックが装備されていて、前オーナーがこのキーを持っていれば、暗証番号の変更も無意味になります。Zロックのキーシリンダー変更が出来るかどうか見積もりとなりました。
本体裏蓋を外してZロックのテールを確認。Zロックを交換するためには手前のソレノイドが邪魔です。ソレノイド以外にいくつか可動部品を取らないと、Zロック交換は厳しいかな。なんといってもリスクが大きそう。昔alphaデジタロックやedロックなどのメンテナンスサービス下請けをやっていた鍵屋さんに聞いてみる。やはり神経を集中しないといけないようです。Zロックを交換しても、電子基盤がそろそろ壊れるからクレームになる、進んでやるべきではないとアドバイス頂きました。そして問屋さんからの回答は「デジタロック用のZロックは廃盤」でした。少しほっとします。不動産屋さんの予算的には、edロックに加工取替えはまずないでしょう。
3月 14, 2012 5:59 PM|
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