住宅
立川市:補助錠取付
工務店さんより補助錠取付の依頼です。きっかけは不動産屋さんからの依頼で、立川市のアパート玄関の鍵交換を行なっている際中でした。このアパートは、入居者が入れ替わると随時U9 NDZ補助錠を取り付けているようです。大家さんから依頼を受けた工務店さんが、補助錠取付も依頼された。そこで、目についた私カギスターに声がかかった次第です。このような依頼もあるんですね。取付位置は、すでに補助錠を取り付けている他の部屋に合わせます。部材も同じU9 NDZ-1 ATを使います。箱受けストライクなので、作業も楽で短時間で取付完了しました。カギ式補助錠の取付は、全盛期?に比べると随分減っています。昨年は2,3件しか取り付けた記憶がありません。
餌をやるため玄関解錠
この玄関ドア解錠は、わけありです。一人暮らしの入居者が入院中だそうです。立ち会う方は親戚でもなく、お付き合いのある不動産屋さんです。通常、こういう玄関開けはお断りです。数日前入院したために、自宅で飼っているシーズー犬に餌をやりたいとのこと。入居者と強い信頼関係ができているのでしょう。玄関ドア玉座は、なんとalphaミリオンロックのディスクです。未だにこんな玉座があるんですね。だから数秒で開きます。
解錠してドアを開けると、シーズー犬が嬉しそうに近寄ってきます。数日間、飲まず食わずだったのでしょうか。しかも、部屋に閉じ込められたままなので、すごくかわいそう。ドッグフードを見つけて、皿に盛るのですが、食べようとしません。強いストレス状態が続いて、食欲がないんでしょうか。そして、退院予定の1週間後まで、エアコンを付けておきます。この季節、犬は熱中症が心配です。かわいそうだけど、犬を室内に残して再度施錠しなければいけません。犬も状況が分かるんでしょう、悲しそうな鳴き声を出します。こんな部屋に1週間も引きこもりとなると、ノイローゼになるんじゃないかと心配になりました。
UCフロントの加工取付
八王子の戸建て玄関ドア、老朽化したインテグラル錠が故障して、デッドボルトの出し入れが出来なくなっています。なので、施錠して外出できない、困った状態です。この錠ケース、初めて見る奇妙なサイズです。デッドボルトが2つあります。BS70, フロント長110、SHOWA/ALNAの刻印があります。昔アルナというサッシメーカーがあったらしいのでOEM製品でしょう。やはり廃盤商品です。問屋さんいわくBS70のインテグラルは現存しない、フロント長110は特注できるそうです。GOAL UCのBS64ケース在庫があります。フロント長がよくある130、ドア側の加工を一旦考えます。薄アルミの先に厚アルミ、さらに補強板?イメージしてみると、結構厄介な作業である上に綺麗に仕上がらない。
賃貸物件でもあるのでドア加工をやめて、UCケースのフロントを加工することにしました。まずフロント上下とも10mm切断、そして既存のビス穴位置に合うようにM5穴、座ぐりを作ります。錠ケースが厚いので、彫り込み幅をベルトサンダーで広げ、ケースをドア内に押し込む。ドアが薄くラッチの動きに不安を感じたので、スペーサーを内外に入れる。バックセット6mmずれる分の加工若干。最後に建付調整、ストライク穴を広げて完了です。玉座は今まで通り使用できます。フロントの見た目はいまいちですが、機能的には問題ありません。
GOAL Sシリンダー同一
不動産屋さんからの依頼で、国立市アパートの鍵交換です。アパートだけど戸建て風玄関、GOALのS-AD本締錠とサムラッチOAKの2ロックです。パッと見たところ取り寄せになるかと思いました。S-ADのアンティックブラス色があり、サムラッチ用のシリンダーも在庫あり。肝心のキーウェイは?どちらも新S溝、ツイテル。これで同一組替が出来ます。まあGOAL5ピンのキーウェイはSとPだけのはずなので、確率は1/2ですか。6ピンシリンダーだと、キーウェイが多すぎて、在庫の2シリンダーのキーウェイが同じなんてことはないでしょう。2個のキーシリンダーを同一にしてから、交換作業に入ります。
サムラッチの裏蓋のシールには分解するなという旨の文言があります。シールを破りビス頭を見つけます。ウラ蓋を外すときは、毎度少し緊張します。部品がばらけたとしても、何度もパズルを解いているので、すぐに戻せるはずです。でも、ここ一番集中力を高めて、振動を与えないよう、静かにシルを交換します。現場出動1回で終わったので、少し得した気分です。